人生失敗続きの君、高く飛ぼうよ!
人生失敗続きの君、高く飛びましょう。
ニルスの不思議な旅というお話をご存じですか?
スウェーデンの長編童話の「ニルスの不思議の旅」という話が大好きです。
家禽のガチョウ、モルテンはある日頭上をガンの群れが飛ぶのを見かけます。
「飛べない家禽のガチョウよ。空を飛んでみろよ。空を旅するとお前の知らない世界が広がってるよ」
ガン達は口々に地面でのんびり餌を食べているガチョウ達に声をかけます。
どのガチョウも無視。ひなが興味を示すと親鳥はたしなめます。
「お百姓さんに飼われていたら餌だっておなか一杯食べられるし、悪い狼もこないし。ここで安定した生活をしているのが一番なんだよ」
ところが、若い雄のガチョウのモルテンだけは、まだ知らない世界にあこがれて空に向かって叫びます。
「連れてって!僕も連れてってよ!!」
「ガチョウよ。来なさい。共に飛ぼう!」
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ガチョウのモルテンは一生けん命羽ばたきます。
が、空を一度も飛んだことのないガチョウですから、ばたばた羽ばたいても無様に地面につっこんでしまいます。
失敗続きです。
「待って!待ってよ!僕も連れて行って!」
「待っている暇はない。私たちはラップランドでひなを育てなければならない。ついてきたいのなら、今飛びなさい。」
がちょうは空を飛ぼうとするのですが、何度も何度も地面に叩きつけられ、失敗します。
それを見た小人になっちゃったニルスは必至に首っ玉にしがみついて止めようとするんですよ。
「モルテン、やめろよ!!」
それでもモルテンは羽ばたきをやめず、ついにその体はふわっと浮くんです。
初めて見た大空。はるか下にぽつんと見える自分のいた農場。
ついについに、モルテンは自分の力で大空へ上がったのです。
空へ上がってから、みんなについていきたくて、モルテンは必死に羽ばたきますが、どんどんみんなに遅れます。
編隊のガン達が先頭を飛ぶリーダーのアッカに伝えます。
「隊長、ガチョウが遅れていきます。」
「早く飛ぶことの方が楽だとガチョウに伝えなさい。」
もうモルテンは必死。がむしゃらに羽ばたいてついていきます。
でも、モルテンは今日初めて空を飛んだんです。やがて恐ろしく疲れてきます。
目の前は真っ暗。体中が悲鳴を上げています。
「隊長!ガチョウの高度がどんどん下がっています」
「高く飛ぶ方がはるかに楽だとガチョウに伝えなさい!」
アッカ非情。初心者モルテンを甘やかしません。
ぐっはー、と、なんとか頑張ってモルテンはその日の寝床となる湖にたどり着きます。もうひん死。
でもやったんですよ、モルテン。最初の最も大変なところを乗り切ったんですよ。
しばらくは飛行が大変だったんですけど、そのうちみんなのペースになれ、遠いラップランドまでたどり着き、嫁とかわいい子供をつれてやがて農場に帰還するのです。
いやこれ、主人公はガチョウのモルテンじゃなくて、小人にされちゃったニルスなんですけどね。
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ガチョウでいるかガンでいるかは人それぞれだけど
モルテンの話、なかなか示唆に富む話だとは思いませんか?
「ほ~ら、モルテンの生き方ってかっこいいだろ?安定を捨てて、君もモルテンのように大空へ羽ばたかないか?」
とは、バーバラは申しません。
お外は危険がいっぱいです。
何も食べるものがなくて飢え死にするかもしれませんし、悪い狐も狙っています。
モルテンはたまたま無事にラップランドにたどり着いて、何まわりも大きくなって、視野を広げて、嫁までみつけて帰ってきましたが、漁師の鉄砲にあえなく墜落する鳥だっているんです。
恋い焦がれている、憧れのことがあっても、それにいきなり飛び込むのは危険です。
農家にいれば、ちょっと不自由だけど、クリスマスの日に丸焼きになっちゃうかもしれませんけど、とりあえずの安定はあります。
でも、今のままじゃ嫌なんだ、というモルテン気質のあなた。
いつも心がもやもやしているあなた。
それでもリスクをとって、羽ばたく勇気があるでしょうか?
それでも見たこともないような高い空に羽ばたいてみたいでしょうか?
あなたは、飛びますか?飛びませんか?
飛ぶと最初はきっと失敗する
飛ぶとね、最初はきっと失敗すると思います。
自転車だってそうじゃないですか。しゅたーん!と最初からは乗れずに、恐る恐るこいでみて、がしゃーんと転んで。
また起き上がって、ちょっと走ったと思ったら、後ろのお父さんが手をいつのまにか放していて、あせってまた転ぶ。
そんなことしながら上手になるんですよ。
モルテンも飛び方がよくわからなくて何回も転びました。失敗続きです。
大切なのは、そこであきらめちゃうか、羽ばたき続けるのか、ってこと。
自転車も逆上がりも、何回も練習してうまくなります。
生クリームは、ある程度泡立てないとホイップになりません。
この世に修行にでてきた魂である私たちは未熟です。この世は小学校のようなもの。
いきなり願いがかなわないように、タイムラグがあるんですよ。
あきらめずに夢に向かって同じ努力を繰り返していると、あるとき、生クリームが固まりだすんですよ。
どの分野でも、こつがわかってきます。
やっと最初の一歩を踏み出しても、最初は飛行が安定せず、筋力不足で、きっとふらふらすることでしょう。
それでもあきらめずに飛ぶと、いつかラップランドにつけることでしょう。
飛ぼうと羽ばたいて走り出すと、向かい風も強くなります。
あなたのことを全力で止めようとするニルスがやってくるかもしれません。
でもね、鳥って向かい風に乗って飛ぶんですよ。
自分に向かい風がやってきたときは、しめた!です。へこたれて羽ばたきをやめないで。
週末、とびきり最高のモルテンに会いにいきます
実は週末、渋谷でとびきり最高のモルテンに会ってきます。
このモルテン君、「アッカ隊長」が「一緒に飛ぼう」と言った瞬間、会社を辞めました。
普通は事業は成功するかどうかわからないので、副業のような形で始めて、会社にはなるべく長くいるじゃないですか。
このモルテン君は、ぽ~んと会社を辞めて起業しました。
「僕も連れてって!」
って叫んで大空を目指しますが、空を飛んだことがないガチョウですもの。
地面の上をばたばたもがきます。半年間も収入はゼロ。失敗続き。
でも、半年後。小さな小さな収入が生まれます。
雇われないで得た初めての収入。
これが井戸の誘い水かのごとくに、それから徐々に収入は今も増え続けています。
モルテン氏はとても自由。
「一度やってみたかったんだ」
って言って、大阪からヒッチハイクできました。
と思ったら、東京通り越して台湾にいっちゃった (○◇○;)
どこまでも自由な大空を飛んでいるんです。
3月には、自由な事業者がシンガポールに集合したのですが、モルテン君も参加してきました。
まだ飛び始めたばかりで、きっと羽も痛いでしょう。くらくらすることもあるかもしれません。
でも、モルテン君は羽ばたきをやめずに、このアッカ隊長ばっか集合!みたいなシンガポール会に参加してきたのですよ。
どこまでも自由で、まぶしくてまぶしくてたまらない、素敵な男の子です♪
遠くの理想郷に行くには仲間の存在が不可欠です
遠くの理想郷まで飛んでいくには、仲間の存在が不可欠です。
モルテンの群れには、とても賢い雌のリーダー、アッカ隊長がいました。
群れのみんなはお互いを励ましあったり、情報を伝えあったりしながら、大変な長い旅を続けていったんです。
慣れあうのはいけませんが、仲間は必要です。
さまざまな情報を交換しあったり、励ましをもらったり、成功していく仲間をみて、よーし自分も!と力をもらったり。長い人生だからこそ、仲間を見つけましょう。
そして、あなたのアッカ隊長を見つけてください。
良いメンターを見つけることは、人生の目標を極めるのにとて重要なことです。
メンターは身近にいればいいですが、いない場合は本を読んでみましょう。
いろいろな本を読んで勉強するうちに、きっと考え方や生き方が似ている人に出会えると思います。
そうしたらその人の本をまとめて読んでみてみてください。
講演会などがあればでかけてみてください。
それだけでもメンターとしての価値はあります。また、本の作者って、意外と会ってくださいますよ。
お手紙を出したり、ホームページがあれば、そこにメールなどを送ってみてください。
実はバーバラが3月初旬に大阪に旅行に行ったのも、そんなメンターに会いにいくためでした。
感動の旅だったのですよ。
会えるメンターに会えたとしても、基本的にメンターは何でもかんでもやってくれる存在ではありません。
サジェスチョンはくれますが、羽ばたくのはあくまでも自分です。
「ガチョウよ、強く羽ばたいた方が楽です」みたいな厳しいアドバイスで、脱落しない鳥だけをラップランドに連れていく、みたいなスタンスの方が多いです。
だって、自らそうやって飛んできた賢い鳥なんですもの。
お願いお願いのくれくれ星人はだめですよ。
皆さまの毎日が充実したものになりますように。
人生失敗続きの君、高く飛ぼうよ!というお話でした。
モルテーン!早く君に会いたい!!
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