種をくださる住吉大社と、あの世とこの世の境に立つ閻魔地蔵
こんにちは。
仕事関連で大阪にきています。
今回は念願の住吉大社にお参りをしてまいりました。
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大阪市住吉区にある住吉大社。全国の住吉さんの総本社です。
航海の神・祓の神・歌の神として古くから崇敬されている大社です。
地元の方は親しみをこめて「すみよっさん」と呼ぶそうです。
本当に、そんな大らかな親しみやすさを感じるお社でした。
神社によっては、ぴしーっとした近寄りがたい雰囲気だったり、神々しい感じだったりするところも多いのですが、ここは、のんびり大らかな雰囲気。
「ほな、ぼちぼちいきましょか」といったみんなを暖かく受け入れてくれる感じがいたします。
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入口から圧巻の太鼓橋
南海本線の住吉大社駅を降りて3分ほどでつく住吉大社。
入口から圧巻なのは、朱塗りの太鼓橋です。
かなり急斜面の大きくて美しい橋。ハイヒールだときついかも。
普通こういう橋って、大切なので通行止めになっていたり、通行料を取りません?
ここ住吉大社では無料。誰でも気軽に渡れます。すみよっさん、太っ腹です。
橋とはこの世とこの世ならざる世界を結ぶ架け橋。
この橋が丸いのは、一説によると、この世と神の領域を結ぶ虹を表しているのだとか。
死んじゃうことを属に「虹の橋を渡った」なんていいますものね。
神の領域へ入るための清めの意味や心構えの意味がありそうです。
橋からの眺め。カモや亀がのんびり泳いでいます。昔はこのあたりまで海の波がうちよせていたとか。
やがて見えてくるのが、住吉鳥居。
ここの鳥居は丸くなく四角柱の形をしています。古い形式の神社では珍しいですって。
4つの本宮。第一本宮からお参りして
住吉大社には、4つの本宮があります。
長野県の諏訪大社のように、離れた場所にいくつかの社があるものはありますが、1つの敷地に、本宮が4つって珍しいですね。
第一本宮が、底筒男命(そこつつのおのみこと)、第二本宮が、中筒男命(なかつつのおのみこと)、第三本宮が、表筒男命(うはつつのおのみこと)、第四本宮が、神功皇后(じんぐうこうごう)をお祀りしているそうですよ。
底筒男命、中筒男命、表筒男命は、海や航海、和歌の神様なんですって。
航海の安全や豊漁を願うだけでなく、和歌をはじめとして、人に何かを伝えたり表現することにかかわる人にも良いそうですよ。
三人の海の神様のお社って、ちょっと神奈川県の江の島と似ているなと思いました。
こちらは女神様ですけどね。
こちら、手水舎が珍しいうさぎさん仕様。かわいいですね。
何でも、神功皇后が社をたてられたのが、卯年、卯月、卯の日だったからなんですって。
境内には、うさぎのおみくじがあったり、なでうさぎがいたりと、うさぎモチーフが沢山。探してみてくださいね。
海に浮かぶ艦隊のように圧巻の社が並ぶ。
ここのお参り方法なのですが、4つある本宮のうち、第一、第二、第三、第四の順にまわるのが正式なんだそうです。(駅前の案内板に書いてありました)
境内入って最初に現れるのが、第四本宮なんですよ。第一は一番奥。
つい逆にお参りしたくなるのですが、まずはずずいっと奥に行きましょうか♪
とても変わっているな、と、思ったのは、各お社正面が白い布が貼ってあるだけのシンプルな作りだということ。
普通、鏡があって、榊やお供え物がありませんか?
それがなく、ただ、シンプルに白い幕でおおわれています。
これも古い神社の形式らしいのですが、とても神秘的な感じがいたしました。
種を貸してくれる神社
住吉大社は、「種」を貸してくださる神社としても有名です。
境内に種貸社というところがあります。
ここで「種銭」というお祓いをした硬貨を授かり、これを商売などの元手に加えると一粒万倍になる、らしいです。
またここでは、子授けとして「種貸人形」というお守りもあるそうですよ。
ここのお守り睦犬って、ここ交尾しているっ!?
かわいいフォルムだけど、すごいわっこれ。
犬は安産のお守りですが、まさかその前の状態からのやつもあるなんて…。
すみよっさん、すごいの作ったね。
こちらは、一寸法師の手水舎。
一寸法師は、子供のできないおじいさんとおばあさんが住吉大社にお祈りして授かった子供なんですって。
えっ!? 一寸法師って大阪人だったのん?
バーバラも1つ授かってきましたよ。こちらは、「知恵の種」。少しは賢くなるかな?
手でにぎにぎするのに丁度良いサイズの木製の「知恵の種」です。
1つ300円以上をお気持ちでお納めください。
何かと「一粒万倍」効果のありそうなすみよっさんなのです。
わくわくの五大力石拾い
住吉大社の有名なわくわくイベント(笑)に、五大力の石拾いがあります。
第一本宮の右手あたりに、杉の木が石の玉垣の中に入っているところがあります。
昔、神功皇后が住吉大社をお祀りする土地を探しているとき、この杉に白さぎ3羽が止まったので、この地に決められたんですって。
ここの砂利には、「五」「大」「力」と墨書きされた石が紛れています。
これを探して持っていると、心願成就されるといわれています。
探しましたよ!これよこれ。
なかなか見つからず潮干狩りのように砂をじゃらじゃら。
人が少ない裏手にまわるのが見つけるこつかもしれません。
願いが叶ったら、自分で五大力の文字を書いた石を倍返しで奉納するんですって。
そのラッキー運がついた石が次の人の手にわたる、っていう素敵なシステムです♪
尊敬する女性事業家さんもこれをお持ちだと知り、ちょっとテンションがあがりました。
よーし、心願成就して、すぐに石を奉納にくるぞっ。(^▽^)
小さい招き猫を集めると、大きいのと交換してくれる初辰さん
住吉大社のわくわくシステムは、まだまだあります。
これ、初辰さん。
毎月の初辰の日にお参りして小ちゃな招き猫を集めていくんです。
奇数月には左手を上げた猫、偶数付きには右手を上げた猫を毎月あつめ、48個そろうと満願成就。
これを納めて、一回りおおきな招き猫と交換してもらえるんです。
何? この心くすぐるスタンプラリーみたいなシステム。いいわぁ。
他にも、持ち上げた石の重さで願いが叶うかどうかをみる「おもかる石」や、m級のおみくじなど、半日位いても楽しめる住吉大社さんなのでした。
m級のおみくじ
大社裏に広がる異界への入り口?と閻魔地蔵
住吉大社の正面からみて左手の方へは、何やら怪しげなエリアが広がります。
このあたり、古墳が多かったり、あの世の六道を表すとされる六つの辻がぶつかるところがあったり、お百度参りの石があったり、何やら異界との水際のような世界が広がっています。
霊的に敏感な、いわゆる「見える」方にはちょっとつらい所かもしれません。
ここが、あの世とこの世の境といわれる、六道の筋。
古来より、四辻には魔が住みやすいといわれるところ。
それが六辻。いったいなんでこんなに道がぶつかっちゃったんだろう。
その一角に建てられたのが、閻魔地蔵さん。
ご本尊は、閻魔大王の姿をした石造りの座像。室町時代の作といわれています。
憤怒の恐ろし気な中に、深い悲しみをたたえたようなお顔です。
地蔵菩薩の変化した姿といわれています。
このエリアは正直ちょっと怖いな、と思えるような場所もあったのですが、閻魔菩薩の中は穏やかで優しいいごこちの良い雰囲気でした。
地域住民から大切にお祀りされている様子がうかがえました。
毎月24日の護摩焚きには、多くの人が集まるそうですよ。
看板にゃんこの熱烈な歓迎を受けました♪ かわいいなぁ。
いかがでしたか。本日は、種をくださる住吉大社と、あの世とこの世の境に立つ閻魔地蔵というお話でした。
過去記事です。こちらの神社もすごいですよ!
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タグ:神社