今みじめな状況の人を見てあなどるなかれ
本日のお話は、今みじめな状況の人を見てあなどるなかれ、というお話です。
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運勢は必ず変化の波が訪れます。良いときもあれば悪いときもあります。
これは、どんな人にも起こります。
そのことは四柱推命にも、インド占星術にもはっきりと書いてあります。
家の運気もそうなのです。地磁気もまた変化をとげてゆき、それによって家の運気も上下いたします。
栄華を極めた人が、ずっとそのままでいることはありません。
逆に今、とても辛い状況にいる人が生涯そのままということもないんですよ。
手元に配られたカードはさまざまですが、良くなるきっかけは必ずやってきますので、希望を持ってくださいね。
風水や方位どりは、もともとあった運気をアップする道具となりますので、うまく活用していきたいものです。
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若いときは大変だった、幸せなお金持ち
これは、私の良く知る年取った幸せなお金持ちが語ってくれたお話です。
その人は、戦前の生まれなのですが、横浜の空襲で家を失い、一家揃って疎開先で終戦を迎えました。
貧しくて高校に行くこともできず、手に職をつけるために、美容師になる専門学校に行きました。ところが、いざ働き出してみると、一日中立っている仕事は、体が弱くとてもこなすことができなかったのです。
仕方なく仕事をやめざるを得なかったのですが、家では針のむしろ。居場所なんてありません。
「せっかく学費を出したのに、使えない奴だな」
「他の兄弟は皆家に金を入れてくれるのに、お前は役立たずだ」
そんな言葉に傷つく毎日でした。
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苦しいときに愚痴をこぼさず投資を初めて大成功
若いときは、苦労ばかりのその人は、でも少ない旦那様の給料に決して愚痴をこぼすことはありませんでした。その代わりに、こつこつ貯めたお金で少額から株を始めました。
紆余曲折はあったものの、だんだんお金は増えていきました。
弱かった体も中年以降なぜか丈夫になり始め、今では財産もお金も家族も持つ、幸せな小金持ちとして暮らしています。
長い人生を送ってきたこの人はこういいます。
「今、全くだめな人がいたとしても、『こいつはダメなやつだ』と決めつけないでください。人生は長い。今は枯れ木のように見えても、花が咲いたり、実がなったりするときがくるものです」
そんなわけで、今、すごく運気が悪く、何をやってもなんだかザンネンな人がいたとしても、あなどるなかれ! 人の運気は変わります。今はそんなでも、いつするすると大成功するかもわかりませんよ。実際、鑑定では、豊臣秀吉もかくや?という位に、会社の出世街道を爆進していった人がいらっしゃいました。
今あなどっているその後輩、いつかは自分の上司になるかもよ。
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約10年ごとに変わる運のベースのコンセプト
運気は、日ごと、月ごと、年ごとにも変わりますが、大きなコンセプトが約10年ごとにかわります。
これを、四柱推命では大運といいます。インド占星術でもダサーという大きな運気の流れのコンセプトみたいなものがあると解きますが、もう少し、ダサーごとに長さが違うようです。
いずれにせよ、ベースとなる大きな運気のコンセプトみたいなものは、約10年ほどで刻々と変わっているようです。
自分のエネルギーに味方する大運がくれば意外な発展も
大きなベースのような運気ですから、なかなかすぐに自覚はせず、後で振り返ってみるとそうだったなぁ、なんて思い返すことが多い大運ですが、自分のエネルギーに味方するものがくれば、意外は発展もありえます。
↑は、四柱推命のそれぞれの星の相性表です。それぞれ隣り合う星は相性が良く、一つとびは相性に問題がある組み合わせです。
例えば、中心星が正財の方なら、食神の大運があるときには、基本的に運の追い風がもらえます。
逆に、例えば中心星が食神の方に、図の1つ飛びにあたる印綬や偏印が来たときには注意が必要となります。健康運や財運、人間関係などに問題が生じがちな10年と読むことができます。
同じ、印綬や偏印(印星)の大運が、比肩や劫財が中心星の人の大運に回ってきましたら、運気の周りの良いときとなるのが不思議なところです。良い知恵がわき、潤滑油がついたように、運気の巡りがよいベースの10年となるわけです。
大運の影響で、自分の命式にない運勢を補うこともできる
また、大運しだいでは、自分の命式にない運勢を補うことも可能です。
命式には、財星(正財、偏財。財運に縁がある)、官星(正官、偏官。組織や名誉に縁がある。まあ偏官は癖があるけれど、一応官星)、印星(印綬、偏印。知恵の星。学術や研究などに縁がある)が揃っているのが、貴格といわれ、おめでたい命式とされています。
バーバラの命式には、実は官星がありません。
自分を殺して、組織の中で着実に上り詰め、地位と名声を得る、という運気がないのです。
自分の知恵と才を尽くして財を築く、という運気は持っているのですが。
まあ、典型的なフリーランスの運勢です。
ところが、実際は、大学を卒業して、大きな銀行を経て、お堅い外国公務員の職に四半世紀もついておりました。
実は大学の頃から、「まっとうに働く」「まっとうにこつこつ働いて全うに稼ぐ」という大運に四半世紀支配されていたのですね。
こうなると、考え方は実に手堅く、現実的になります。
命式に足りない「官」の運気を大運で補っていたのですね。
この大運から離れると同時に、同じ毎日に耐えられなくなり、フリーの道(多分、本来の命式の運気)に入りました。
前述の投資家は、もともと投資などに良いを持っていたのが(その人は偏印=投資など、頭を使ってトリッキーに稼ぐ運気)、その財運の追い風になる大運が巡ってきたとき、大きく花開いたというわけです。逆に若い頃には偏印と相性の悪い財の大運が回っていました。こうなると、偏印さんは、なんだか体調も優れないし、カンもさえなくなってしまいます。
かならず、運の節目はまいります。
今まで運気が悪かった人は逆にこれからが楽しみです。
そんな運気の節目がいつ来るのか、占ってみませんか?
本日は、今みじめな状況の人を見てあなどるなかれというお話でした。
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