タイの市場に突入する列車と、星の小箱のPちゃん
プオーン! ブオオーーン!!
警笛を鳴らしまくる電車。
大騒ぎの線路内の中国人観光客の群れ。
それを見ながらものすごい手際の良さで10秒で線路ぎりぎりの屋台をたたむタイ人。
じりじりと屋台村に突入していく電車!
干物の香りがする熱帯の空の下で、ただひたすらに口をあんぐり開けて呆然とたたずんでいました。
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のっけからすみません。
はい、間違いありません。
旅行ブログじゃなく、バーバラの開運風水サイトです。
タイに行っておりました。
目的は、宝石のマーケットの突入レポと買い付け。
そして、星の小箱のかわゆいブレスレットの編み手であるPちゃんにお会いするためです。
(あと象に乗るため)
詳細は後半でご報告いたしますね。
いや~!大変だったのよ!!
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天才マクラメ作家、Pちゃん
Pちゃんはタイ人なのですが、日本に10年以上お住まいだったので、日本語はネイティブなみ。
流暢な関西弁を喋りはります。
Pちゃんの波動マクラメは一つとして同じものがありません。
その石の波動を感性で読み取って編んでいくので、この世に一つとして同じものがないのです。
設計図などは存在せず、直感でその石に合ったものを編んでいくため、逆に同じものを編んでくださいといわれると困ってしまうのだそうです。
タイにはこの手法の編み手は沢山いて、製品もおいてあるのですが、私は断然Pちゃんのファン。
こう編んでほしい、という石の気持ちを読み取れる人なのです。
普通のショップのものと比べてみると、そのデザインのおしゃれさとか、紐の品質の良さは歴然です。
紐はこだわりの逸品を、今は主にブラジルから取り寄せているのだそうです。
最高の品質を求めて
これはバーバラが編んでもらったローズクォーツ。
ちょっと光の加減でピンクがうまくでませんでした。
バーバラの、はちゃめちゃになりやすい感じを抑えてくれる優しい子。
石の中には、ラピスのようにかなり強いものもありますが、プレーンやローズのクォーツは万人に向く優しい石です。
彼女の現在のお気に入りは、ガーデンクォーツ。
右の石ですね。左はカイヤナイトの指輪。
「ええ子はどんどんほしくなって、沢山集めてしまうんや」
とのPちゃん。
愛しそうに、ガーデンクォーツをなでます。
かなりな目利きなんですよ。
星の小箱にはあまり載っていませんが、ラインナップは豊富です。
これから載せていきますね。
日本ではあまりなじみがありませんが、華僑はこの石が大好きで、よく、ルチルクォーツとの重ね付けしています。
事業運に効くやつで、華僑御用達の石なんですよ♪ ふっふっふ。
華僑がどんな石を買い求めてくるかなんて、今回初めて知りました。
沢山のストックを見せていただきましたが、Pちゃんのマクラメとは本当に相性が良く、石がご機嫌な感じがうかがえます。
これは、星の小箱にお申込みがあった、お客様のオーダーメイドの色あわせ。
「やはり浄化のクォーツとあわせるか」
「同系色のアクアマリンもかわゆいな」
「若いお嬢さんなら、やはりピンクやろか?」
う~ん、悩みます。
「買い物かごに入れる」
を押して即決の買い物も早くていいですけど、こんな風にオーダーして、あれこれ時間をかけて悩むのも楽しいものです。
オーダーは、星の小箱からお問合せくださいね。
大切な人へのプレゼントに。
時間をかけた分、愛情がこもる感じです。
Pちゃんに即興で何か編んでくれとリクエスト。
こんなん作ってくれました。
かわゆくないですか?
ペンダントと共にうつっているやつは、チャームやピアスにできるやつ。真ん中にぽちっと金のつぶが入っています。なんでこんなの即座に設計図もなく、かわいいものが編めるんでしょう?
ボードに針を刺して糸を組んでいく、組み紐のような製法です。
横できゃ~きゃ~うるさいバーバラに愛想よく流暢な日本語で応対しながらのこの出来。
そういえば、写真のPちゃんの手、とても白くてきれいだと思いませんか?
Pちゃんが現れたときには驚きました。
農作業用のつばの広い布製の帽子。
首を隠す布つき。
前はイスラム教徒のように布で覆って、目しか見えてません。
腕には腕カバーと手袋。
対日光対策がプロ過ぎる!(笑)
毎日の成果あって、きめ細やかな色白のお肌をしています。
現在赤ちゃんがいらっしゃるので、バーバラがはるばる現地まで会いにいったのですよ。
この旅が大変だったのよ!
なぞの移動するバス乗り場を仕切る、トウモロコシ売りのおばちゃんを探せ!
タイには、バンコク経由で入りました。
Pちゃんのいるサムットソンクラーム県に行くには、電車を乗り継いていく方法もあるのですが、今回は、100%ローカルしか使わない「バス」の旅で行くことになりました。
バンコクのロコのバス乗り場は、予告なしによく変動するんだそうです。
ハイエースワゴンを使った「バス」。
そこにはバス停らしきものも、看板も何もなく、屋台が数軒あるだけで、全くバス停とはわかりません。
目印はトウモロコシ売りのおばちゃんを見つけること。
な、なぜトウモロコシ?
焼き鳥ではいけないんでしょうか?
謎が謎を呼ぶ感じですが、とにかく焼きトウモロコシ売りを見つけ、声をかけます。
彼女に行先を告げると、ベンチに座って待ってろといわれます。
バスが来ると呼んでくれるのです。
いつ来るかって?
そんなの風まかせさ。 ふぁ~はっはっは。
幸いにも30分ほど待つとバスに乗ることができました。
白いハイエースが登場。
一人、黄色い袈裟を着たお坊さんがいらっしゃって、彼は助手席に座ります。
うっかり女性と触れたらまずいからでしょうか。
我々一般市民が後ろに乗り、バスは一気に南西へ向けてひた走ります。
やがて、車窓に、地平線までえんえんと広がる、水のはった田んぼのようなものが現れました。
「田んぼ、水がはってませんね」
というと、あれは塩を取る塩田なのだと教えてくれました。
タイは南西の方が細長くなっており、海が近いため、このように塩田が広がっている一帯があるのだとか。
道沿いに、日本のコメ袋のような感じに、ビニールに入った白い塩が点々と売られています。
がたがたと揺られること、1時間半ほど。
80km位は進んだと思うのですが、料金はいくらだったと思いますか?
なんと!
60バーツ。
約180円です。
やっっすっ!!
完全に、ローカル専用のお値段ですね。
ついた所は、タイの国鉄のメークロン線の終点、メークロン駅。
バンコクは、どこでも英語表示があり、日本語表示もちらほらあるので、あまり困ることもないのですが、ここは、ガチで、タイ語オンリー。
あのくるくるっとした文字の反乱でめまいがしてきます。
ここまででも相当ハードルが高いと思うでしょう?
このあとPちゃんちに行くまでには、バイクの後ろに乗る必要があるのですよ。
タイで一番乗りたくなかった乗り物。
それはバイクタクシー。
バンコクで、バイクの後ろに横座りをして携帯をいじりながらノーヘルで渋滞を駆け抜けていくバイクタクシーに乗る人々。
いやいやいや、無理だから!
自分はバイクの後ろには絶対に乗らないと誓っていたのに。
のののるんですかっ!?
他にアクセスの方法がなく、乗りましたよ。
(生まれて初めて、ノーヘルで)
いや~、尾崎豊さんの歌が頭の中を駆け巡りました。
♪ぬ~す~んだ~ば~い~く~で、か~けぬ~ける~♪
ちょっとヤンキーになった気分。
皆さんは、危ないですから、絶対にやめてくださいね。
そんなわけで、はるばるバンコクからPちゃんに会えたときの嬉しかったこと。
市場にむりむりっと電車が押し入る
Pちゃんとの感動の対面を果たしたあと、近くに世界的に有名な観光地があると案内していただきました。
それが、冒頭の、メークロン市場なのです。
線路沿いぎりぎりにひさしつきの市場が並んでいます。
この市場のメインストリートは、線路。
いいえ、廃線ではありません。
現役の線路を使った市場なのです。
日本のTV番組でも紹介されたので、ご存じの方も多いかもしれません。
電車は1日に7~8本運行。
電車は通過するときに、警笛をたてまくりながら市場にゆっくりと、むりむりっと侵入してきます。
ブォーン! ブオオオ~ン!
するとマーケットの人々は、慌てず騒がず、でもてきぱきと市場のひさしをおろして、線路上の荷物を片付けます。
最近では中国人の良い観光スポットとなっていて、線路に立ち入りまくりの中国人観光客の
「おお! すげー!」
「写真とったか?こっちの角度の方がいいぞ!」
などが騒いでいる様子も汽笛で威嚇して、とにかく強引に進んでいくのです。
もう思わず、ぽかーんと口をあけて、呆然とたたずむ光景です。
線路ぎりぎりに品物が並ぶ。
むりむりっと電車が市場に突入。
突入後は、すぐにひさしを戻して、市場再開。素早いの。
市場の営業時間は、朝6時位から夕方4時くらいまで。
市場ですから、やはり朝早くの方が活気があるそうです。
Pちゃん曰く、
「こんなん、何がおもろいのか、ようわからん」
とのことでした。
(@▽@) むちゃくちゃおもろいやん、Pちゃん!!
このメークロン、海から数キロということで、海産物が豊富な市場です。
ナマズ、生きてます。
この世にもまれな線路市場がある、メークロン市場ですが、車で15~20分のところに、水上マーケットが有名なアムパワーもあります。
もしもこの線路ぎりぎりの市場を見に行かれる方は、合わせて観光してみてください。
いやもう、はるばる来たなぁ、というか、異国情緒満載の旅でした。
マクラメの仕上げ。火であぶると紐のロウがとけてうまい具合にくっつくんだが、これが難しいんだそうです。下手すると焦げちゃうから。
「桃栗3年、火の仕上げ8年っちゅう感じやで!」(By P)
いかがでしたか。
本日は、タイの市場に突入する列車と、星の小箱のPちゃんというお話でした。
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