人生を苦しまないと開運しない運命式の人がいる
本日のお話は、人生を苦しまないと開運しない運命式の人がいる、というお話です。
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人が生まれながらにして持っているエネルギー量と質
人はそれぞれ、生年月日時に応じて、天の神様からギフトとしていただいている運勢のエネルギー量があります。
四柱推命では、これを人間の一生に備えて12運に分けて表現しています。
人が生を受けて、産湯につかり、少年少女、青年期を経て、壮年期を迎え、やがて衰えてその一生を終わり、あの世に行くまでの12の姿を、命式のエネルギー量と質にあてはめて表現しているのです。
命式の下や横の方にある、冠帯とか、沐浴、とか、病とか、死、という字がそれです。
あなたはどの漢字をお持ちでしょうか?
病とか死というと不吉な運勢なの?と心配になりますが、そんなことはありません。
運のエネルギーの質を表す言葉というだけなのです。
例えば、長生は、素直な子供のようなエネルギーで、この星を持つ人は、子供のように探求心が強く、素直です。
子供のように純粋ですので、心にもない浮世の義理や裏側を嫌うので、時に幼稚な人ととらえられることもあるようです。
この星は、偏印、偏官などの一癖も二癖もある星を良い方向へ導ける星でもあったりします。
沐浴という星は、成長してきた少年少女の星。
夢とロマンを持つ少年時代。恋の芽生えもある頃です。
沐浴がある方は何かと「やっつまう」ことが多い星でもあります。
反抗期のティーンの星ですもの。社会や親に反発して、いろいろ「やっつまう」年頃ですものね。(くすっ)
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天からのライセンスをいただいている帝旺の生まれは幼年期に試練を受ける
さて、天から最も強いエネルギーをいただいている人が帝旺(ていおう)という12運をお持ちの方。
人生の中で、経験を積み、体力もあり、精力的に活動している時期にあたるような、ピークの強いエネルギーをもともとお持ちの方。
ゆうゆうとした自信に満ち溢れ、大局的に物事をみられる、帝王のような、ライオンのような方。
この帝旺の12運をお持ちの方は、大抵幼年期に試練を受けることとなるでしょう。
偉人の伝記を読むと、大抵成功する前にひどい試練に見舞われていませんか?
貧乏で一家離散していたり、何かの事情で家族と離れて暮らせねばならなかったり、ひどい病気で生死の間をさまよったりしています。
売れている芸人さんや芸能人が明るく語るすごい幼年時代に、「えっ!そんなに大変だったの!?」びっくりすることもありますよね。
子供が持つには大きすぎる帝旺のエネルギー
実は、帝旺のエネルギーはどの12運よりも大きく、強大であるため、成人前の子供の間は、エネルギーの燃焼が不完全で、コントロールしきれない状態になることがあります。
その結果、暴走するエネルギーが体へのストレスとなり、病気を引き起こしやすいのです。
運命式の強弱によって、単に体の弱くて寝込みやすいお子さんなのか、深刻な病気を引き起こしてしまうのかは違ってきますが、概ね、体の弱い子供時代を送ることとなります。
大人になると、帝旺の強烈なエネルギーをうまくコントロールできるようになり、そうなると、逆に頑強な心身へと変貌していきます。
「小さい頃の不調が嘘みたいに丈夫になって活躍して」
なんて思い出話をされる方には、この帝旺がよくついているものです。
帝旺を持つ人が受ける試練の数々
獅子が谷底に我が子を落とすように、帝旺を運命式に持つ方は往々にしてひどい試練を受けることがあります。
早くに両親が亡くなって天外孤独、親戚を転々としていじめられる、とか、壮絶な運命にもまれて、嵐に今にも沈没寸前の小舟のような目にあわされるのです。
実は、帝旺が帝旺たる成長を遂げるには、必ず試練を受けて苦しまねばならないのです。
帝旺とは、人生の前半生を苦しみと共に生きないと開運しない運命の人なのです。
植物の中には、山火事が起こって種があぶられると始めて発芽する種類のものがあるのだそうです。
普通の状態では殻が固くて芽が出ないのです。
火を受けて初めて固い殻が破られ発芽することができるのです。
帝旺を命式に持つ人もそんな感じなのかもしれません。
苦しんで苦しんで、初めて王者として思う存分スケールの大きい、本当の人生を生きることができるのです。
この試練を避けて、平凡で安穏、ぬくぬくとした生活を帝旺のエネルギーを持つ人が送ると、後半人生は全くもってつまらないものになってしまいます。
親や夫、世間に不満たらたらのくせに実行力はなし。
子供にも地位にも恵まれず、といったものになってしまいます。
迷い多い人生をふらふらと無為に送るようになり下がってしまいます。
これを「陰転」したという言い方をします。
帝旺をお持ちの方は、なるべく人生の早い段階を、悩み、苦しむだけ苦しみ、大人になってから他の人にはできないダイナミックで素敵な人生を送ってください。
帝旺の星は初代運があります。
一代にして巨万の富を築いたり、大会社を立ち上げたり、新しいムーブメントを起こしたりする創始者の星なのです。
獅子のように目的に向かって突き進む強さを持ちながら、一方子供のように素直で無邪気な一面を持ちます。
お子様の命式上帝旺がある場合は、甘やかさず、「かわいい子には旅をさせろ」という感じの子育てをお願いしますね。
幼い頃から体が弱く、苦しみばかりの人生だよ、という方は、もしかしたら、普通の人よりもダイナミックな人生を生きることを義務づけられた、特別ライセンスをお持ちの方なのかもしれませんよ。
その苦しみは、真のあなたを発芽させるための試練なのかもしれません。
ダメな時ほど運はたまると申します。
人と比べて劣等感をお持ちになることはありませんよ。
金のエネルギーをお持ちの方は、ぬくぬくとした土から出て自分を精錬しよう
もう1つ、人生で積極的に苦労を買って出たほうが良いタイプの方がいらっしゃいます。
ご自分の本質が金のエネルギーの方です。
この方を補助してくれるのは、土のエネルギーなんですが、土が多すぎる命式の方は、逆に世に出られなかったりします。
金は、ぬくぬくとした土に埋もれているうちは、単なる金の鉱脈に過ぎず、誰にも知られることはありません。
ぬくぬくとした土から掘り出され、自分を剋する火のエネルギーでドロドロに一度溶かされないと、美しい金の延べ棒にはならないんですよ。
ご自分の本質が金のエネルギーである方は、勤めて美しいご自分を(いや、顔だけの話じゃなくね)、精錬してください。
世の中に出て、もまれて、苦労して、泣いて、初めて精錬されて美しい輝きを出すのです。
ぬくぬくとした土に埋もれてしまった金のエネルギーを、「埋金」とか「さびた屑鉄」といった言い方をいたします。
苦労は買ってでもした方がよい金のエネルギーさんです。
日々研鑽を重ねて、光輝く金になってくださいね。
大運天冲殺をお持ちの方
最後に、もう1つ。
命式に大運天冲殺をお持ちの方も、その運に入る前の数年間は、人生を思い切り苦しんでおく必要があります。
人生の辛酸をなめて、泣いて苦労しているのに芽がでなかった人は、大運天冲殺に入ったほど、天井破りの上昇(陽転)をいたします。
逆に、大運天冲殺前の数年間を、自分を甘やかして、日々無為に生きていると、大運天冲殺に入ったとたんに、地獄の底まで運勢が落ち込んでいってしまします。
大運天冲殺をお持ちの方は、本当にお気を付けください。
また、大運天冲殺は、通常のわかりやすいもののほかに、ちょっとわかりにくいものも存在いたします。
あまりにも運勢が最近振るわないな、と、思う方は、一度お問合せをしてみてください。
まあ、あまり怖がりすぎるのは良くないですけどね。
本日は、人生を苦しまないと開運しない運命式の人がいる、というお話でした。
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四柱推命、こんな記事も。難解ですが、だからこそ楽しい?
天冲殺からみるあなたの人生の課題と、橋下徹さんが持っている特殊な日座天冲殺
どうしても開運しない人の3つの理由と試して欲しい開運アクション
インド人による本物のインド占星術、家の気とあなたの運勢からみる本物の風水はこちら!⇒ 開運宝箱 https://kaiuntakara.thebase.in/
あけましておめでとうございます。
今年もブログを拝見させていただきます。
バーバラさんにとって、すばらしい年でありますように♪
yuzu様
明けまして おめでとうございます。
副長殿にとっても、すばらしい年でありますように。
愛をこめて。
バーバラ
バーバラ様
こんにちはご無沙汰しております。が、記事はいつも興味深く読ませて頂いてます。毎回違ったテーマで〝御徒町の宝石街〟は全く知りませんでした。若かりしころ上野のアメ横でチープなアクセサリーなど買っておりましたが、その当時に見てもピンとはこなかったでしょうね。おばちゃんとなった今は目をギラギラさせて大人買いしたい、いつか機会があったら小ぶりなキャッチャーミットを探しに行きたいです。
今回は天冲殺について質問です。(空亡というのでしょうか)
私は今年来年と天冲殺になり10月11月が天冲殺月になります。年と月とともにどのように過ごすのがいいのでしょうか? 新しいことや大きなことはしないほうがいいとか、天冲殺で大ブレイクした芸能人というのも聞きます。
私としては 時の流れに身をまかせるのがいいのかなと漠然と思っています。あと天冲殺月の土用の期間はやはり要注意でしょうか?
天冲殺の年と月は合っていると思うのですが(因みに1966年1月9日19時58分の生まれです)
そしてこの記事で出てきた「帝旺」ですが、私の見方が正しければ
今がまさに帝旺の時期なのでは、確かに今かなり厳しい状況を過ごしてます。 あと2年続きますが試練だと思って乗り切るしかないですね。
お忙しいことと思います、時間がある時に教えてもらえればうれしいです。
早いものでもう10月ですね、寒くなってくるのでどうぞお身体に気をつけて下さい。
タム
タム様
ご無沙汰しております。 まだ読んでいただいていたなんて、感激です。
御徒町、なかなかの掘り出し物に巡り合う楽しいところです。今度のお茶会はこの辺かな?
天冲殺ですが、おっしゃるとおり、時の流れに身を任せて、あまり気になさらないのが一番かと思います。
それを細かくいっちゃうと、天冲殺の日もあれば、時間もあるんですよ。 かんべんしてくださいよ、です。
ただ、良いお日柄、悪いお日柄の日ってありますので(大安とか仏滅以外に、ちゃんとしたやつが)、何かこれ!ということを始める大切な日があるときは相談してくださいね。
帝旺を持つ時期が苦しい時期というわけではございません。
帝旺をお持ちの方は、子供時代に苦しくなりがち、ということで。
今のお年を考えますと、まさにダイナミックに人生をざぶざぶと渡っていることろで、そういう意味でいろいろチャレンジしなければならないことも多いのでしょう。
素晴らしい時期ですので、忙しく行動して吉の帝旺期です。
フェラーリのエンジンを渋滞させておくとエンジンが痛むように、エネルギーが強いときに、ソファーでのんびりTVをみていたりしていると体を壊しかねません。
積極的に行動してくださいね。
タム様も、お体大切に。
今年はインフルエンザの流行がはやいみたいなので、早めにワクチンを打っておきたいですね。
バーバラ
バーバラ様
こんにちは、お返事どうもありがとうございました。
やはり天冲殺はビクつかず自然体で過ごしていきますね。
そして「帝旺」、そーなんですか帝旺の年ではなく持っているかいないかの話しなんですね。その点はちょっとホッとしていいのでしょうか、それよりも行動のみですね。実は今年に入ってからずーっと消極的でいました、今年も残り少ないですがせっかくのエネルギーをうまく使っていきたいと思います。
やはりお聞きしてよかったです、四柱推命ムズカシイですね。バーバラさんのサイトで興味を持つようになって自分の命式も調べてみたのですが知らない言葉だらけで。記事になっている言葉ひとつひとつじっくり理解していきたいので、これからも記事になるのを楽しみにしております。
今回はどうもありがとうございました。
タム
タム様
読んでくださってありがとうございます。
四柱推命、難しいですね。 (@▽@)
でも、興味をもち、勉強を続けていくうちに、きっとタム様なら、深い知識を得られることと思います。
帝旺の年だけでなく、自分のエネルギーと、その年のエネルギーがどういう関係になるかも大切なところです。
今年は、土のエネルギーがとても強い年だったので、水のエネルギーが本質の人とかは辛めだったかもしれません。
でもそれも、水のエネルギーが多すぎる人には、良い年周りになるわけで。
お料理のように、加減が大切、って感じです。
B
バーバラ様
なるほど水のエネルギーが本質の人と水のエネルギーが多すぎる人では違ってくるのですね、プロはそういうところを見ていくのですね。さじ加減といっても私お料理苦手なのです。
自分の命式を見てわかることは、残念ながら金運はなさそうです、トホホホ
まだ少しだけ理解し始めたばかり、また質問させていただきます。
ではよい週末を
タム
タム様
はい、ひとつのエネルギーを多くもっていて、かたよっているか? 日柱の自分をあらわすエネルギーに対して、助けてくれるエネルギーが多いのか、少ないのかによって命式の読み方はちがってきます。
もちろん、柱についているエネルギーは、帝旺のような強いものなのか、弱いものなのかによっても、見方は変わってきます。
難しいですね。
バーバラ