インド占星術のラフーとケートゥって何?
本日のお話は、インド占星術のラフーとケートゥって何?というお話です。
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インド占星術の鑑定が続いております。
シリアスなお話が続き、あまり気軽に陽気なビックリ開運方法などを載せられないのが残念なところです。
「ああ、ここがその時期だったんだ。確かに思い当たるところがある。」
「うんうん、この時期に気を付けるんだね。」
など、鑑定依頼者様と一緒にその人生の一部始終を解き明かしていくエキサイティングなひとときを過ごしております。
詳細な分割図を駆使して、その人の人生に正確に迫るインダー先生ですが、最後は決して悪いことは言わず、希望が残る言い方をします。
そんなところが信頼できる先生だな、と、思います。
不安そうにしていらっしゃった鑑定者様が、ときには笑い、ときには思いっきり泣いて、最後はすっきりとした表情で帰られていくのを見るのが好きな私たちです。
幸せな仕事をさせていただいているなと思います。
ありがとうございます。
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インド占星術のラフーとケートゥって何?
本日焦点をあてるのは、インド占星術の鑑定レポートでたびたび登場する、ラフーとケートゥです。
架空の星ラフーとケートゥは、ドラゴンヘッドとドラゴンテイルを表します。
ラフーはドラゴンの頭で、ケートゥはドラゴンのしっぽなんですね。
どの人のホロスコープにも、天空を横切る大きな龍がホロスコープ上に現れます。
相当な暴れん坊みたいですよ。
これは風水にもでてくるものですが、いったい何なんでしょう?
龍?
太陽の通り道である黄道と、月の通り道である白道の交差ポイントがドランゴンヘッドとドラゴンテイル
月の通り道である白道は、太陽の通り道である黄道に対して5度ほど傾斜をしています。
ぐるぐると天球をまわっているうちに、この2つのルートは、2回交差をいたします。
そのうち、月が南から北へ行動を横切るポイントをラフーとよび、月が北から南へと横切るポイントをケートゥと呼んでいます。
常にこの2つのポイントは180度の角度を通っているので、ホロスコープ上では、ぴったり180度(西洋占星術でいうオポジション)の関係性をもって現れるのがほとんどです。(ほとんど、といったのは、たまに深い分割図で、同じ部屋にいるのをみることがあるから)
ざっくりといってこんな感じのイメージです。
バーバラ渾身のペイント技術を駆使したドラゴンヘッドとドラゴンテイルの図
2つある交差ポイントのうち、昇降点をラフー、下降点をケートゥと呼びます。
風水師は、ドラゴンヘッドとドラゴンテイルがそれぞれの日でどこにあたるのかを調べて、羅針盤禁忌日を算出いたします。
インド占星術のラフーとは?
ラフーは、カルマのもととなる煩悩を表します。
つまりあくなき現世的欲求を表します。
闇の王であり、暴れん坊の凶星とみられることが多いですが、インダー先生の占いでは、全くの凶星としては扱われておりません。
凶とでるか、吉とでるかは、あくまでもその方の星のアスペクト次第、強弱次第といった感じです。
さて、あくなき現世欲求に走り、快楽主義、物質主義に偏り、それらを得るためには手段を選ばずといった人は、とかく既存の社会からのはみ出し者、インドでいうところのアウトカーストになりやすいものです。
星々の角度や、入っている部屋と星の相性(これをみるのもインド占星術独特のもの)や位置によって、悪い意味合いが引き出されたときは、先生は、社会からのはみ出し者、中毒、向こう見ず、怠惰、間違った判断、などと解説されます。また、前に書いた記事(ラフーに傷をつけられ、階段を30段転げ落ちた齋藤トモラニ先生)の齋藤トモラニ先生のように、骨折や腫瘍などの意味合いを持つこともあります。
それがどの場面で発揮されるか、どういう意味合いを持つかは、タイミング、星の位置する部屋などによってきまってきます。判断の難しいところで、占星術師の腕が試されるところでもあります。
一方、ラフーは、良い意味が発揮されますと、外国に縁あり、自由業や、ベンチャービジネスの世界で力を発揮するなど、既存の社会から飛び出したところに発展性を見出すなどという意味あいを持ちます。
アスペクトによっては、外国人の旦那様の意味合いがあったり、勇気ある人物だったり、スポーツの才能をお持ちだったりいたします。科学技術やコンピューターなどの技術分野や宇宙などの分野も強いとみることができます。
インド占星術のケートゥとは
太陽の黄道と、月の白道の交点のうち、降交天をケートゥとよびます。
あなたの天空図を横切るドラゴンのしっぽにあたります。
ケートゥはちょっとスピリチュアルな意味合いを持つ星なんですよ。
煩悩を表すラフーに対し、ケートゥは、煩悩からの解脱を表す星。
解脱のための、禁欲、沈黙の行などの意味合いを持ちます。
ケートゥが良い意味で発揮されていたある鑑定者様に対して、インダー先生
「すでに半分僧籍に片足突っ込んでいるような人ですし、将来僧籍に入る卯率も高いです」
とおっしゃっていました。
実際、大変スピリチュアルや宗教方面の造形が深い男性で、なるほど、と思ったものです。
ケートゥもアウトカーストの意味合いがありますが、ラフーのような暴れん坊なイメージではなく、もっと内向的です。
解脱!って感じに、深く内面と向き合うために俗世を捨てる、的なイメージでしょうか。
よい位置関係にあれば、スピリチュアルな世界に造形が深かったり、宗教関係者になったりといった解釈がでます。大変頭もよくなり、数学者や言語学者、なども排出するといわれています。
一方、悪い位置関係にでれば、引きこもり、オタク性、引きこもり、などの性質が出るだけではなく、やはりケートゥのいる部屋には、一波乱ありそうです。
お子様を表す部屋にこのしっぽが入ると、お子様ができにくかったり、眠り部屋にこれがきてばたばたしっぽをふると、なんだか夢見が悪くて眠りが浅い、なんていうことになりがちです。
また、本日鑑定したお客様のホロスコープで面白かったのが、ケートゥが来世へむけて幸運の天引き貯金をしている、といった解釈でした。
本当は、降る星のごとくラッキーが続く方なはずなのですが、ケートゥがラッキーと来世の星にいすわり、強制的に幸運の50%を来世用に天引きしているのだそうです。
天引きされてもなお、ラッキーな方ではあったのですが、来世用に財形のような天引きをするなんて、ケートゥはつくづく変わった星です。
健康面では、これまたどこにあるかで解釈は千差万別ですが、おおむね、潰瘍、風邪などの意味になります。これまた本日の鑑定依頼人様の例ですが、神経性胃炎を患ったとおっしゃっていました。
特に、ダサとかダシャーと呼ばれる、ラフーやケートゥがアクティベートされる時期があるのですが、アスペクトが悪い方はそういった星がアクティベートされる時期は、運勢、健康の要注意時期となるのです。
いかがでしたか?
本日は、インド占星術のラフーとケートゥーって何?というお話でした。
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