東洋の占いとして知っておきたい北斗七星のこと
秋も深まってきて、星がきれいな季節になりましたね。
本日は、東洋の占いとして知っておきたい北斗七星のことというお話です。
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東洋の占いを学び、深く掘り下げていくといつか北斗七星のことが出てくるかもしれません。
実は十二支それぞれが呼応する北斗七星の星があるってご存知でしたか?
あなたは、北斗七星のどの星が守護星なのかしら?
ロマンチックね~。
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北斗七星系の占いはインドからやってきた?
諸説はあるようですが、北斗七星系の占いは、インドからやってきたようです。
中国の占いは、天上からくる光によって、地上の生命がどう変化、進展していくのかの吉凶判断をいたします。陰陽五行説、というものが基本です。
インドの占いは、占星術。天上の星の組み合わせやエネルギーの影響による、生命の変化、進展の吉凶をみる占いです。
(え?同じ?)
北斗七星を使った占いは、インド発、中国経由で日本に到達いたしました。
中国では一行禅師(いちぎょうぜんし)(683~727)という第一人者がいらっしゃいまして、インド占いに中国思想をもとに解釈して、具体化されました。一行禅師のご本の中には、「北斗七星護摩法」というものがありまして、そこには、北斗七星のそれぞれの星の名前と、それが、何の干支にあたるのか? そして、どの霊符にあたるのかの解説がされています。
霊符、れいふ!?
勘の良い読者の方はぴん!と来たかもしれませんが、北斗七星信仰は、道教や密教と深いかかわりをもっていて、その教理は曼荼羅建立にも影響をしていくのですって。
一行禅師がまとめられた中には、北斗七星と十二支の関係をこんな風に書かれているそうです。
中国名は他にも沢山あるので、ここでは、禅師の本の中に記載されているやつを載せました。
東洋の占いを学んでいる方は、各十二支と、五行の関係がおかしい!と気づいた方もいらっしゃるかもしれません。
通常、午といえば、火をあらわしますのにここでは金。寅なら木のはずがここでは火とでています。
実は木火土金水の五行の考え方にもいくつかございます。先天八卦、後天八卦というものによってエネルギーや担当する方向がちがったりするのですよ。
いやまったく難しい。
この辺を説明すると別の記事になってしまいますので、ここでは、なんとなく、別のエネルギー担当もあるんだな、位に思っていてください。
長い歴史の中で北斗七星の呼び方や考え方はさまざまです。
道教の書のなかでは、北斗七星は、うすい二重星もあわせて、「北斗九星」としてのとらえ方もされています。(近眼のバーバラは7つ見つけるのも難しい人ですが、昔の人はよく見つけたわね。)
本日といたしましては、「自分は午年だから、破軍っていう別名があるんだなぁ」位にさらっと覚えておくということを目的としております。
きっと東洋占いの勉強を深めていくにつれ、この、禄存星とか、巨門星とかの名前とぶつかることがあると思います。
そのときに、ああ、これって北斗七星からきた名前なのね、ということが結びついたら幸いです。
北斗七星といったら北極星よね
北斗七星といったら北極星を探すのに使われる星座。
北極星とは切っても切れない間柄です。
北極星は、地軸の延長線上にあるので、動かない星、天の中心といわれていることから、天の皇帝、天の支配者といわれています。
日本では有名な名前が妙見(みょうけん)さんといいますが、他にも実に様々な名前をもっているんです。
東寺では妙見。比叡山では熾盛光。三井寺では尊星王(そんじょうおう)。仁和寺では大北斗、なんていう名前でも呼ばれています。
中国や日本では、北斗七星は、北極星である乗り物とか、部下とかの位置づけです。
北斗七星は最初から北極星の部下だったのか?
インド発祥で中国経由で日本の密教に深くかかわっていく北斗七星の信仰や占いですが、実は北極星ってインドではかなり低い位置に見えます。
しかも、北極星は強い一等星ではありません。
北斗七星の方が圧倒的に目立つのですね。
そんな中、はたして、インドでは最初から北極星が主で北斗七星が従だったのか?
もしかしたら、最初は北斗七星の方が偉かったんじゃないの?そんな学説もあるんだそうですよ。
北斗七星と北極星については、文献や学説がものすごく沢山ありますので、興味を持った方はいろいろな本を読んでみて下さいね。
次回は、もう少し北極星(妙見さん)について掘り下げてみましょう。
いかがでしたか?
本日は、東洋の占いとして知っておきたい北斗七星のことというお話でした。
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