天戦地冲: 天が味方しない日
本日のお話は、天戦地冲;天が味方しない日というお話です。
四柱推命だけでなく、断易や一部の風水の流派(三元玄空風水派等)でも使う大切な考え方となりますので、よろしければお付き合いください。
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2019年の干支は、己亥(つちのとい)の年です。
2020年は、庚子(かのえね)。2021年は、辛丑(かのとうし)。
実は、年だけでなく、月や日、時間にもこの干支が配置されているんです。
例えば、2020年2月4日は年が庚子、月が戊寅(戊寅)、日が、丁丑(丁丑)というエネルギーが回ります。
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自分の持ったエネルギーと、調和する日、調和しない日
この毎日のエネルギーと、自分が持つエネルギーが調和する人と調和しない人がいらっしゃいます。
その説明の前に、東洋の占いの基礎的な考え方からご説明しますね。
木火土金水(もっかどごんすい)という考え方がございます。
隣り合った相性のよいエネルギー: 旺気
木が火を生み出す。
火が土を生み出す。
土が金を生み出す。
金が水を生み出す。
水が気を生み出す。
というラッキーな関係、相性の良い関係となります。
これを、旺(おう)とか、旺気のエネルギーというんですね。
(生み出してもらえる人の方がラッキーよりラッキーです。生み出す方は相性はよいのですが、エネルギーをそがれてしまうので)。
一つ飛ばしの剋のエネルギー
木火土金水の一つ飛ばしの関係は剋(こく)のエネルギーと呼ばれる、あまり調和をしないエネルギーとなります。
木は土のエネルギーを吸い取る。
火は金を溶かす。
土は水を吸収。
金は木を切り倒す。
水は火を消す。
といった感じです。
バーバラ、そんなん迷信やん、と思われるかもしれませんが、やはり相性として一理あると思うのですね。
陰と陽の剋は良いときもある
同じ剋でも、陰陽が違う剋は良いときもあります。
違うものが惹かれあい、新たなものを生み出すのです。
風水の入居のお日柄をみる占いでも、剋を吉日にとらえる場合もございます。
(陰と陽がほれてむすびつく場合もある干合のお話はこちら:愛しながら抱きしめて殺す。四柱推命の干合)
ただ、陰と陰、陽と陽の剋は、ぶつかり合いが激しすぎて、凶の要素が多いと東洋の占いでは考えます。
陰と陽?
はい、木火土金水のエネルギーには、さらに陰と陽に分類されているんですね。
木のエネルギー: 陽は甲(きのえ)。陰は乙(きのと)。
火のエネルギー: 陽は丙(ひのえ)。陰は丁(ひのと)。
土のエネルギー: 陽は戊(つちのえ)。陰は己(つちのと)。
金のエネルギー: 陽は庚(かのえ)。陰は辛(かのと)。
水のエネルギー: 陽は壬(みずのえ)。陰は癸(みずのと)
です。
深刻な陽同士の剋の関係は、例えば、甲VS庚。 容赦なく切り倒しまっせ! させるかっ! 抵抗力半端ないぜっ! みたいな感じでしょうか。
深刻な陰同士の剋の関係は、たとえば、己VS癸。 地味~にじりじりと癸のエネルギーをそぐ。癸もそがれるなら思い切って抵抗するとか逃げるとかすればいいのに、地味~にじりじりとエネルギーを削られているのに、何も言えないで影で悪口三昧、みたいな、ああ!じれったい! みたいな感じでしょうか。
天も地もぶつかりあう天戦地冲の関係
さて、こんな風に完璧にぶつかりあうエネルギーの関係というものが、人の相性にも、お日柄の相性にもございます。
これを、天戦地冲(てんせんちちゅう)の関係と申します。
例えば、来年2020年は、庚子(かのえね)の年です。
庚という陽の金のエネルギーとまともにぶつかり合うのが、陽の木のエネルギーである甲(きのえ)です。がつんがつん切られちゃいます。甲ほどではないにせよ、陽の火のエネルギーである丙(ひのえ)も、陽の金のエネルギーを剋するエネルギーです。
子はねずみ年のこと。12支のうちの6つ飛ばしのエネルギーのことを冲(ちゅう)のエネルギーと申しまして、やはり、とてもぶつかりあう、理解するのが難しいエネルギーとなります。
ねずみ年の正反対の干支は、午年なのです。
この、木火土金水のエネルギーも陽同士または陰同士の剋で、しかも、干支も冲にあたるものを、天戦地冲とよぶのですね。この関係は大変厳しい関係性となります。
来年2020年の庚子と天戦地冲になるエネルギーは、甲午さんと、丙午さんとなります。
年のエネルギーでいいますと、次の方々です。
甲午さん:昭和29年(1954年)生まれ。平成26年(2014年)生まれ
丙午さん:昭和41年(1966年)生まれ。未来ですが、令和8年生まれ(2026年)生まれも丙午さんですね。
となります。
やや厳しめの年回りとなりますので、契約ごとなどは自分が前面に立たない方がよいときですし、健康などにも気を付けなければいけないときとなります。
勘の良い方はもう気づいてらっしゃると思いますが、これ、年のエネルギーだけでなくて、月のエネルギーや日のエネルギー、時間との相性ももちろんあるのです。
自分の生まれたときの年月日と時間のエネルギーと、もうどうしようもなく、天戦地冲になってしまう日というものもあるもので。
そういう日は、ご入居とか、新規契約など、人生の重大事にはしないほうが良い日となります。
人生重大事を始める時期は、できるだけ自分を旺じてくれるエネルギーのときを選びたいものです。
先ほど出てきました、甲午さんでしたら、木の陽のエネルギー(甲)を旺じてくれて陰陽が逆の癸で、午と三合という相性絶好調の戌や寅の年(または月や日や時間)がタイミングのよいときとなります。
丙午さんでしたら、火の陽のエネルギーを旺じてくれる陰陽が逆のエネルギーである乙で、やはり戌や寅の年月日時がタイミングのよいときとなります。
厳しい天戦地冲の相性
天戦地冲の相性はお互いがお互いの良さを理解しにくい、大変厳しい関係となります。
友人関係なら距離をおけばいいのですが、仕事の上司になったりすると、かなり辛いこととなるでしょう。
自分の良さは、すべて逆にとられてしまいます。
大らか → いいかげん。
きちんとしている → ちまちまと細かい。
行動力がある → 考えなしに動く。
思慮深い → 行動力がない。
と、正反対の意味として取られてしまいます。
キビシイですねぇ。
人生は魂の修行場だと申します。
逃げようがない家族関係や仕事関係に、実際に天戦地冲の相手に会うことも多いそうです。
出会ってしまったら。それはもう魂の学びの場と腹をくくって(笑)臨みましょう。
上手くやるコツは、自分とは正反対の良さを見つけられるようになると、なぜかすっと関係性がほどけるのです。これ、不思議よ。
例えば、大らかなのは良いけど、ちょっといい加減だったり詰めが甘い人は、その逆の、いつもきちっきちっ物事を仕上げる冷静な相手の良い所が、「ああ、本当にこの人のこういう所はよいなあ」と思えたときに、ふっと煮詰まっていた人間関係がほぐれたりするものです。
なんかわかりにくいなぁ。自分の天戦地冲のエネルギーが何だかよくわからないというかたは、コメント欄できいてみてくださいね。
直近の天戦地冲になるエネルギー
直近の天戦地冲になるエネルギーを書いておきますね。
基本的には、四柱推命のフリーソフトでみてそのエネルギーをお持ちなら天戦地冲の年といえるわけですが、特に年や日のエネルギーにきていると、より深刻に出るでしょう。2つずつありますが、前の人の方がより深刻です。
2019年己亥年 → 天戦地冲のエネルギーを持つ人は、癸巳。乙巳。
2020年庚子年 → 天戦地冲のエネルギーを持つ人は、甲午。丙午。
2021年辛丑年 → 天戦地冲のエネルギーを持つ人は、乙未。丁未。
2022年壬寅年 → 天戦地冲のエネルギーを持つ人は、丙申。戊申。
2023年癸卯年 → 天戦地冲のエネルギーを持つ人は、丁酉。己酉。
天戦地冲はいろいろと見なければならない相性の1つです。
これにさらに運気のバイオリズムがいろいろと重なって運勢となっていくのですので、あてはまった人もあまりがっかりはなさらないでくださいね。他にサポート力のあるエネルギーも、大抵お持ちですから。
入居や結婚の日どりは大切
人生のビッグイベントをやる日は、自分のエネルギーに対して味方をしてくれる日を選びたいものです。最悪でも、不適合日は避けたいものです。
お日柄を見る占いやっております。
人生のビッグイベントがある場合、ショップから問い合わせてみてください。
こちらは、天戦地冲の他に、三元玄空派風水の玄空数という相性エネルギーをみます。かなり断易の要素が入ってくる占いです。
いかがでしたか? 本日のお話は、天戦地冲;天が味方しない日でした。
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