大運天冲殺だから、自殺しようとする君へ
年末の忙しい時期になり、思い出す方がいらっしゃいます。
去年のこの時期、コメントをくれた君。
「これから大運天冲殺がくるので、来る前に自殺しようと思います」
ということでした。
「占いだけで自殺するなんて、アホらしいですよ」
と、ちょっとちゃかして書いたら、そのあと長文の激しいお叱りメールとともに、連絡を絶たれてしまいましたが、その後も生きていらっしゃるでしょうか?
スポンサードリンク
バーバラは、まず寿命がありそうなところで大運天冲殺はこないような配置ですので、ダイナミックな大運天冲殺がくる方は、逆にうらやましく感じます。
大運天冲殺は、必ずしも怖いものではありません。逆に大ブレイクするチャンスの時でもあるのです。
スポンサードリンク
四柱推命の大運天冲殺とは運気のチューブが外れる時期
四柱推命には、年月日時間の巡りくるエネルギーと自分のエネルギーの吉凶を判断するものですが、大運といって、10年ごとに巡る大きなエネルギーの流れとの吉凶もみます。
その大きなエネルギーが、自分の天冲殺(空亡とか大殺界とかいわれるもの)になっている人は、人生の20年間、ちょっと不思議な運気が回ってくるんですよ。 これを、大運天冲殺とよびます。
人の運勢は、光ケーブルの中を進んでいく光のような感じになっているらしいんですよ。人によってチューブの太さ(運の器量のようなもの)は決まっているのですが。
バイオリズム的にチューブのてっぺんまで到達したら、運気は天井にぶつかって下降いたします。
で、下限までいけば、再びチューブの底にぶつかって上昇を開始するんですね。
その運気のチューブが外れてしまうのが、大運天冲殺とよばれる時期です。(バーバラの派は、算命学の考えをかなり取り入れているので、空亡とともに、天冲殺って言葉をよく使います)
運気が下降する人は、底なし沼のように下降する怖い時期ですが、逆に上昇を開始しても天井知らず。 大ブレイクをする芸能人などによくついているものです。
例えば、俳優の水谷豊さんは、大運天冲殺に入るとともに、ドラマ「相棒」のお仕事が始まり、大ブレイクいたしました。
ね、大運天冲殺、必ずしも、自殺するほどひどいものでもないでしょう?
では、運気が天井知らずに上がるのか、底なし沼のように落ちるのか、その分かれ目はどこなのでしょうか?
|
大運天冲殺は入る前の5年ほどが非常に大切
では、運勢が天井知らずに上るのか、底なし沼のように下がるのか、どちらになるのかなのですが。
大運天冲殺に入る前の数年間、概ね5年ほどが非常に大切といわれています。
この5年間、必死で真摯に努力した人は、大運天冲殺に入ると、天井知らずの大発展をするといわれています。
逆に、この5年間、特に努力もせず、徳をなくし、人を苦しめるようなことをしていると、大運天冲殺に入ると、底なし沼のように運気が落ちるといわれています。
ですので、これから大運天冲殺が待っているのでしたら、ぜひ、精一杯毎日を生きて、研鑽を積んでください。
どうせ天冲殺だから、なんて人生を投げやりに過ごしたり、人にあたってはいけません。せっかくの大きなチャンスの時を自らつぶさないでくださいね。
最後に、大運天冲殺をダブルデッカーのように所有している、木平梨花さんのお話をして、四柱推命の大運天誅殺のお話を終わりたいと思います。
大運天冲殺を、二階建てバスのようにお持ちの紀平梨花さん
可憐なる、フィギュア界の花、紀平梨花さん。若干15歳のときにトリプルアクセルを成功させ、世間の注目を集めました。2018年のGPシリーズ第4戦では、平昌五輪の金メダリストである、アリーナ・ザギトワさん(ロシア)を押さえ優勝し、世界の度肝を抜きました。
紀平梨花さんは、2002年、7月21日生まれ。
命式はこんな感じになります。(蔵干の出し方が、泰山流と違い、算命学の考え方が入っていて、違う場合がございますが、間違いではございません)
紀平さんの日柱の干支は、庚寅(かのえとら)。日柱の干支は、その人となりを色濃く表すところです。
見ているこちらの背中もしゃんと伸びるような、ご自分に厳しい、ストイックな方です。
高い理想に向かって邁進していく方でしょう。
2つの印綬は、彼女が大変聡明なことを暗示していますし、一緒にいる正官も、彼女が自分を律する、高い志の持ち主であることを表しています。
ご家庭を表す通変星は、食神と印綬。 豊かでよいご家庭にお生まれの暗示です。
ご家庭やご先祖を表す年柱と、月柱は、天地徳合の上に、干合しています。
ご自分の努力だけではなく、あれだけのご活躍の影には、ご先祖様やご家族のサポートが得られているのでしょう。
さて、紀平梨花さんは、天冲殺を二重にも三重にもお持ちの方です。
命式原局に2つの天冲殺をお持ちの紀平梨花さん
まず最初に、彼女の命式をみますと、年柱が壬午、月柱が丁未になっています。
午未が天冲殺の干支にあたる紀平梨花さんは、もともと自分の命式が2つも天冲殺(空亡)になっているのですね。
これは、宿命二冲殺とよばれる特殊な形です。
ご先祖や親を表す年柱と、社会を表す月柱がエネルギーの不自然融合をしています。
このことは、彼女が、親や社会に精神的に頼ることはできず、自分1人で大きな精神修養をしなければならないことを示しています。
最後は誰にも頼ることなく、個人個人の実力の世界のフィギュアスケートは、紀平梨花さんにとってまさにぴったりな世界なのでしょう。
大運天冲殺の午未が若い頃に来ている紀平梨花さん
紀平梨花さんは、もともとの立運から第一運にかけての大運が午と未にあたります。
あまり小さいときの天冲殺は、第三運、第四運へと移動すると申します。
(小さいときには厄をうけきれないという考え方はインド占星術も同じで興味深いところです)。
そのことからいたしますと、彼女の本格的な大運天冲殺は、24歳から44歳頃にあたります。
バーバラは、大運天冲殺の移動に関しましてはそうだとは思いますが、いろいろな方の鑑定結果をみますと、全くすべて移動するわけではないと感じております。
その考え方ですと、紀平さんは、ごくお小さい頃から、天冲殺の運気の影響を受けていたと考えられます。
毎日辛い練習に耐え、ひたすら自己研鑽をする者に対して、大運天冲殺の時期というのは、びっくりするほどの上ぶれをいたします。
今は、世界的にも注目をされるような存在となりましたが、それはぽっとそうなったのではなく、彼女の日々の自己研鑽や高い精神性にあったのです。
大運天冲殺を未来にお持ちの方は、とにかく大運天冲殺の前にいかに努力したかが大切となります。
天は、その人のことを注意深く見守っていて、天まで上がるか、地まで落ちるかを決めるのです。
大運の日居天冲殺もお持ちの紀平梨花さん
紀平梨花さんの命式のすごいところは、さらにさらに、天冲殺をお持ちなところなのです。
原局ではないのですが、大運のうちの第2運が、乙巳となっております。
これ、実は特殊な天冲殺なのです。
日居天冲殺と申します。
一つのことに夢中になると、他のことが何も見えなくなるというバランス感覚の悪い天冲殺ですが、特殊な世界に生きる梨花さんには、ぴったりの天冲殺ではないですか。
この天冲殺をお持ちの方は、親の職業は継がない方がよく、一つのことに夢中になって他のすべてがおろそかになっても許されるような職につくべきですね。
この紀平梨花さんのように、何重にも天冲殺(空亡)に会いながらも、自分の適性に合ったところで、天を恨まず、ひたすら精進を続ければ、凡人にはまねのできないような高みに登れることも可能なのが、命式や大運に天冲殺をお持ちの方なのです。
ですので、そこの自殺しようかと悲観している君!
ぜひ、何ごとかに一生懸命精進してみてください。
凡人のバーバラでは到達できないような、すごいところまで登れるかもしれませんよ。
1年越しのお返事となりますが、あのときは、自殺しようとするなんてアホらしいなんて、ちゃかしてしまってすみませんでした。 変にちゃかすのは、バーバラの悪い癖ですね。ごめんなさいね。
いかがでしたか?
本日のお話は、大運天冲殺だから、自殺しようとする君へというお話でした。
四柱推命のもう1つの天冲殺のお話は、こちら。
天冲殺からみるあなたの人生の課題と橋本徹さんが持っている特殊な日座天冲殺について
他の四柱推命の記事をいくつかピックアップ。
まとめて読みたい方は、カテゴリーの「四柱推命」をクリックしてください。
なんせ、このブログは四柱推命、風水、インド占星術と、雑食性なもので。
天冲殺からみるあなたの人生の課題と、橋下徹さんが持っている特殊な日座天冲殺
どうしても開運しない人の3つの理由と試して欲しい開運アクション
スポンサードリンク
インド人による本物のインド占星術、家の気とあなたの運勢からみる本物の風水はこちら!
⇒ 開運宝箱 https://kaiuntakara.thebase.in/