速い星と遅い星

本日のお話は、速い星と遅い星、です。星の運行と人の性格のお話です。

沢山のインド占星術の鑑定通訳をしていて、ああ、これは門前の小僧のバーバラでも、すごく特徴がわかるなぁ、と思った話をしますね。

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内惑星は速い星、外惑星は遅い星

太陽系惑星には、地球よりも内部にある水星、金星と、外側にある、火星、木星、土星があります。(インド占星術では海王星や天王星はみません)

このうち、内惑星は周回軌道が短く、速く太陽の周りを一周する星です。月も、くりくりと地球の周りをせわしなくまわる、「速い星」と考える衛星です。

一方、外惑星のうち、木星と土星は、「遅い星」です。特に土星は悪い位置につくと、物事の遅延を表します。ご結婚が遅い人がくると、大抵この土星がどっしりと結婚星を抑え込んでいたりするのですよ。

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遅い星が張りもって良いエネルギーを持っている人は長いスパンで物を考える実った稲穂

沢山の鑑定依頼人様を見ていると、くっきりと傾向が素人目にもわかります。

木星や土星が、単独でぱーんと張りをもったつやつやのエネルギーを放っている人は、「実るほど、頭をたれる稲穂かな」、みたいなタイプです。

とにかく、腰が低い。

 

沢山の知識をお持ちにもかかわらず、基本的に自分に厳しいので、「自分などはまだまだですよ」と、大変謙虚な態度をとられます。

 

鑑定の最初によく

「英語がお得意なら、どうぞそのまま先生と会話をしてください」

というのですが、このタイプの方は、

「いいえ、自分は未熟者ですし、万が一にも聞き漏らしてはなりません。お手数ですが、すべてを通訳していただけますか?」

なんておっしゃいます。慎重です。

でもよくよく聞いてみると、日本の最難関大学をでて、G務省にお勤めだったりするのですよ。

それでも、言うのよ。このタイプは。高倉健さんみたいに。

「自分、英語まだまだ未熟ですから。」

ってね。

いやいやいや、あなたの英語が未熟なら、日本人のほとんどの人は超未熟者だよ、と、恐縮してしまいます。

 

外惑星が強い方々は、大変辛抱強く、勉強熱心なので、よく司法試験などの超難関の試験に臨まれます。何年もかけて、じっくり深く勉強なさって、見事合格なさるのです。

外惑星が強いタイプの方は、基本的に考え方をころころと変えません。

じっくりと腰をすえて取り組むので、大きな結果を出すのですね。最後に勝つ亀さんタイプだなぁ、ってバーバラは良く思います。

 

特に、木星が強いタイプは、研究者や、インド占星術のような超複雑なものにライフワークとして取り組むような方が多いです。インダー先生もばっちり木星が強いタイプです。

土星が強いタイプは、法律関係や税務署にお勤めの方が多いです。法律関係、むっちゃ強し、の、印象です。土星は強く、「人のためにつくせ、魂を磨け」といってくるので、ソーシャルワーカーや警察、公務員関係者も多いのですがね。 いずれにせよ、まるでサドゥ(修行者)のように、自分に厳しく、他人にはやさしいタイプが多いです。

 

実に尊敬できる人が多い、木星、土星さん達なのですよ。

お礼のメールやその後の報告などもよく下さる方々でもあります。実に礼儀正しいのです。

あゆみはゆっくりでも、誰よりも遠くへ行けるタイプの人達です。

バーバラは年を重ねるにつれ、この遅い星がきれいに輝く人々が大好きになってきています。

遅い星が弱い角度にあったり、他の星からつぶされていると、物事が遅延したり、チートを試みがち

では、木星や土星が角度が悪かったり、パワーが弱かったり、他の星から悪い影響を受けて邪魔されている人はどんな感じになるでしょうか?

木星をお持ちなので、勉強には興味があります。ですが、何かのチートをしがちになります。

勉強は頑張るのですが、「何か近道はないか?」と、探します。

何時間も勉強するよりも、手っ取り早く、パワーストーンやおまじないでなんとかならない?と、怪しい占い師を渡り歩くのです。ですが、このタイプの人は決して満足することはなく、ひたすら占いのはしごをするのです。

土星のパワーが損なわれていると、人生の物事の成就が大変に遅くなります。

人生、鉄下駄を履いているかのごとし。なかなか前へ進みません。それでも、土星さんなら、前へ進もうとはするのですがね。大学も浪人、試験も何回も受けなおし、就職も結婚も遅れる、といった現象に悩まされがちとなります。

あと、変な方面にサドゥ(行者)的な感じが働き、あまり人との交流を好まない、世捨て人のような感じとなるのです。

 

速い星が強いタイプは、現実主義で、気が早い

水星や金星が、どこにも邪魔されずに、ぷりっと輝いているタイプの人は、何ごとも気が早いです。

小学生の頃にはもう恋人がいて、早婚をして、なんていう方が多いです。

何事も現実的で、早い結果を望みます。

同時に複数のことをやれるのも、このタイプの人です。

情報通でもあります。今流行っているものについて聞くならこの人達です。

 

あまりおべんちゃらが上手ではない遅い星に比べて、頭の回転が速いこのタイプの人々は、社交家で、気が利くタイプで、実務に優れています。

ビジネスが上手な水星や、お金に縁がある月の人々、ラグジャリ―なものには目がない金星さん達は、この世を生き抜く知恵にあふれた人々で、人生を楽しみます。

彼らが鑑定にやってくると、最初から最後まできゃっきゃっとおしゃべりに花が咲き、とても楽しい雰囲気になるんですよ。

 

楽しい速い星が強い方々ですが、注意をしなければならない点が2つあります。

1つ目は、気が変わりやすいこと。

朝言ったことと夕方言ったことがもう違う、ということが起こりがちです。

生き馬の目を抜くような、投資などの世界では、それは有利なのかもしれませんが、すぐに気が変わるということは、一つのことに腰を落ち着けにくいということです。大成しにくいのですよ。

言うことがコロコロと変わる人は、人からもいまいち信頼されませんしね。

 

2つ目は、深く考えることが苦手なこと。

東大出ていても、ハーバードを出ていても、「自分、英語はまだまだですから」という遅い星の輝く人々に比べて、実に速い星は、浅いです。

「自分ほど頭の良い人はいなくってぇ、英語とかも、ばんばんいけちゃってぇ。語学留学だって、三カ月も行っててぇ。だから通訳とかいらないです」(この発言は、誰か鑑定依頼者様個人の発言ではなく、全体的なプロファイリングのもとにバーバラが作成した典型的な発言です)

なんていうので、横で見ていると、案の定、占星術の深い話どころか、日常会話もままならない、ということがありがちです。

なんか、根拠のない自信があり、「自分ほど頭の良いすごい人はいない」と、なぜか思いがちです。

 

四柱推命とリンクさせるのは、あまりふさわしくないのかもしれませんが、偏印という星は、実にこの「速い星」の人々と似ているなぁ、って思います。実際、水星の強い方は、偏印をお持ちの方が多く、この辺、実に興味深いなぁ、と、ひそかに思っております。

 

いかがでしたか。本日は、速い星と遅い星というお話でした。

あなたは、速い星がパワフルな人かしら?それとも、遅い星?

 

ちなみに、インダー先生は、遅い星のパワーが強い人で、バーバラは、速い星のパワーが強い人です。

インダー先生、実務能力は赤ちゃんレベル(笑)なので、そちら方面はバーバラの担当です。

鑑定に来ていただいた人たちは、「ああ、なるほどね」って思うかもしれません。

常に誠実であろうとする学究肌のインダー先生と、きゃらきゃら笑うバーバラの組み合わせなのですよ。(いろいろと浅くならないように頑張ります(汗))

 

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