時間を表す易の卦:消息卦

10円玉で簡単に自分自身を占える10円玉占い。

楽しんでいらっしゃいますでしょうか? これです。

自分で簡単にできる易占い(10円玉占い)

10円玉占い(易)発展編、未来の展開を知る方法

実は、の64卦の中には、消息卦と呼ばれる、時間や12か月を表す特別な卦がございます。

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時期を教えてくれる12消息卦

消息卦は12か月を表します。

もしもあなたが、2月に易占いをご自分でやってみて、特に「それが叶うのはいつのことでしょうか?」というところに焦点をあてて、天山遁(てんざんとん)という卦を得たとします。

 

その場合、その卦の象意を見る場合もございますが、あなたの「いつでしょうか?」という問いに、天が、「旧暦6月ですよ」とお答えになっている場合がございます。今の暦だと、7月位でしょうか。

「夏頃です」って教えてくれているんです。

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12消息卦の一覧

それでは、12消息卦について、ここに記しておきますから、もしも「いつですか?」について尋ねられて、この12個が出た場合は、参考になさってみてくださいね。

自分で簡単にできる易占い(10円玉占い) の補助的な記事として使ってください♪

 

旧暦11月(12月頃)地来復(ちらいふく)

この卦は、冬至から小寒の頃を表します。さむ~い!月建は子。

この卦は、上から、裏裏裏裏裏表、となっています。

 

陰極まる寒いときで、現状凍り付くようににっちもさっちもいかないときなのですが、陰の中に、ひとつの陽が見えています。

まさに一陽来復。

すでに春への布石は出始めています。

 

「いつですか?」と尋ねてこの卦を得たときは、「それは12月です」という答えをいただいていると読み取れます。

今は寒さに凍える冬のような時期ですけれど、辛抱していればきっと春がやってきますよ、という遠い未来に希望のある卦なんですよ。

 

旧暦12月(1月頃)地澤臨(ちたくりん)

大寒から立冬の頃。月建は丑。

この卦は上から、裏裏裏裏表表、となっています。

前の卦に比べて一つ表=陽が増えていますね。

 

1年で最も寒い時期なのですが、すでに陽気は高まってきています。

先は明るいので、辛抱辛抱。運勢は向上してきていて、勢いのあるときです。

 

「いつですか?」と尋ねてこの卦を得たときは、「それは1月です」という答えをいただいていると読み取れます。

 

旧暦1月(2月頃)地天泰(ちてんたい)

易者の看板にあるやつです。

この卦は雨水から啓蟄の頃を表します。月建は寅。

この卦は上から、裏裏裏表表表と半分半分になっています。

 

丁度陰と陽が釣り合って塩梅がいい感じです。

天地の気が合い交わっている様子を表しています。

物事がしっくりきてますから、この卦がでたら、結婚や入社には良い象意ととらえます。

 

「いつですか?」と尋ねてこの卦を得たときは、「それは2月です」という答えをいただいていると読み取れます。

 

旧暦2月(3月頃)雷天大壮(らいてんだいそう)

春分から清明の頃。月建は卯。

この卦は上から裏裏表表表表という構成です。

 

天の上で雷がごろごろいっています。

雷って、さあ、いよいよ春がきたぞ!動くぞー!ってときに出てくる卦です。勢いがあります。

 

でも、空がごろごろいってもなかなか雨が降ってこないときのように、ややビッグマウスで実情が伴わないときにもでてくる姿です。

勢いはありますが、急な寒の戻りに備えて、口だけではなく内面も充実させていきたいときです。

 

「いつですか?」と尋ねてこの卦を得たときは、「それは3月です」という答えをいただいていると読み取れます。

旧暦3月(4月頃)澤天夬(たくてんかい)

穀雨から立夏の頃。月建は辰。

この卦は、上から、裏表表表表表という構成です。

 

夬とは、弓をひくときに親指にはめる指輪。決断の意味を持ちます。

形をみると、一番上にぽつん、と、陰がありますよね。

これは、一番トップに、力のないものが一人でうそぶいている、とった意味あいがあります。

 

もしもこの卦が出たときは、相当孤立が深まっていますので、我欲は今すぐ捨て去り、みんなと和解すべきときです。

 

「いつですか?」と尋ねてこの卦を得たときは、「それは4月です」という答えをいただいていると読み取れます。

 

旧暦4月(5月頃)乾為天(けんいてん)

小満から芒種のころ。月建は巳。

この卦は、表表表表表表と、すべてが表で構成されています。まさに陽きわまれり、といった感じです。

 

大地には陽気が満ちています。5月の頃って本当に爽やかですよね。

 

すべてが陽で構成されていいる乾為天。

勢いMax、といった感じなのですが、この卦の意味を本当に使いこなせるのは、相当の大きな器の人といわれています。

上り詰めたら後は下るのが世の常というもの。

これ以上手は広げずに、現状維持をなさってください。

 

「いつですか?」と尋ねてこの卦を得たときは、「それは5月です」という答えをいただいていると読み取れます。

 

旧暦5月(6月頃)天風姤(てんぷうこう)

夏至から小暑の頃。月建は午。

午は正午という字に使うように、昼の真ん中を表します。

 

陽気は極まって、夏至を境に今度は昼の長さは短くなっていきます。

わーっという夏の盛りの中に、陰の気がすでに入り始めています。

 

この卦は、上から、表表表表表裏と、一つの陰が、一番下にきています。

卦って、下から上に時間を読み解いていくので、これは、陰が始まっている形なのです。

 

せっかく陽で整っていたのに、一つの陰が入り込んでいる形です。

女性が男性に交じってガンガン働くときには良い卦ですが、結婚相手として女性を見た場合は、1人の女に男5人、ということで、誰か他に交際相手がいるとみることもあります。

 

また、有能な人達が集まっている組織に、ちょっと変わり者が入ってきてかき乱される、なんて意味もあるので、採用を考えていてこの卦がでたら注意です。

 

「いつですか?」と尋ねてこの卦を得たときは、「それは6月です」という答えをいただいていると読み取れます。

 

旧暦6月(7月頃)天山遁(てんざんとん)

大暑から立秋にかけての頃。月建は未。

この卦は、上から、表表表表裏裏で構成されています。

 

またひとつ陰気がつよまりました。

いつまでも永久に栄華を誇っていられないのが世の常。

 

衰運の気運が高まっています。

ときには退くことも必要です、ということをこの卦は教えてくれています。

すべて拡大ではなく、縮小、守備にまわってください。

 

遁は遁走の遁。一時的に身を隠さねばならないことが起こることもあります。

遁は、しかし、隠遁の遁でもあります。

 

世の中の雑事から解脱して、自由の境地、悟りに達する、なんていう意味合いもあります。

 

「いつですか?」と尋ねてこの卦を得たときは、「それは7月です」という答えをいただいていると読み取れます。

 

旧暦7月(8月頃)天地否(てんちひ)

処暑から白露の頃。月建は申。

この卦は上から、表表表裏裏裏で構成されています。

 

先ほど、2月の卦としてあった、上から裏裏裏表表表とは、逆の形であることに気づかれたでしょうか?

 

天地否の卦は、文字通り、天はあくまでも高くそびえ、地は下へ向かい、お互いが全く背いている形を表しています。

まだ暑いですが、大分日が短くなってまいりました。

ああ、今年も夏が行ってしまう。♪シーズン イン ザ サン、夏よ行かないでくれ~♪♪ と、歌いたくなるような切ない気分になる季節です。

 

否の字からご想像できる通り、今は、衰運のとき。思うようにことが進みません。

商売をすれば損をする。

自分が正しくても、受け入れられない。

今はじっとして、時が再び満ちるのを待ちましょう。

 

「いつですか?」と尋ねてこの卦を得たときは、「それは8月です」という答えをいただいていると読み取れます。

 

旧暦8月(9月頃)風地観(ふうちかん)

秋分から寒露の頃。月建は酉。

この卦は上から、表表裏裏裏裏という構成です。

 

上二つが陽であとは陰。

ちょっと鳥居みたいな形をしています。実際神仏ともかかわりが深い卦です。

 

大衆が上を仰ぎみているような卦。

仰ぎ見られるだけの度量を持たねばなりません。

精神的に精進するには良い卦ですが、物質的なことには恵まれません。

清貧、って感じでしょうか。

 

始めよくて、後が悪いです。

だって、どんどん寒くなっていく時期ですもの。

用心して、ひたすら人格を高めましょう。

 

「いつですか?」と尋ねてこの卦を得たときは、「それは9月です」という答えをいただいていると読み取れます。

 

旧暦9月(10月頃)山地剥(さんちはく)

霜降から立冬の頃。月建は戌。

この卦は上から、表裏裏裏裏裏で構成されています。

 

危うい形ですねぇ。足元がすかすかで、一番上の表=陽がぐらぐらしている感じです。

 

この卦が出たときは、上べを飾っている余裕は全くありません。

髪を振り乱して、全力でことにあたってください。

そこら中から破れは生じていて、崩壊の危機です。

 

「いつですか?」と尋ねてこの卦を得たときは、「それは10月です」という答えをいただいていると読み取れます。

 

旧暦10月(11月頃)坤為地(こんいち)

小雪から大雪にかけての頃。月建は亥。

この卦は上から、裏裏裏裏裏裏と、すべて裏=陰で構成されています。

 

陰極まっています。

こんな時は、人に従って一歩退いてついていった方がよいときです。

何ごとも目上を立て、先達に従って、従順にしていましょう。

物事万事遅れがちで、すぐには叶いません。

 

ただ、陰は極まると再び陽に転じるもの。

今の苦労はやがて花開く時が来るでしょう。

今は、ひたすら春を待ちましょう。

 

女性の結婚にはなかなか良い卦なんですよ。

なにせすべて陰=女性、の卦ですもの。

自分は一歩退き夫を建てる、古き良き日本の女性、って感じです。

 

このように、1つの卦がミラーボールのようにいろいろな面を持っているので、一つの卦がでてがっかりするのではなく、その意味合いを考えてみてください。

 

どの卦にも、人生の知恵が詰まっています。


いかがでしたか?本日は、時間を表す易の卦:消息卦、というお話でした。

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2 Responses to “時間を表す易の卦:消息卦”

  1. saya より:

    バーバラ様

    こんにちは本日3月3日無事息子の卒業式が終わりました。

    10円占いう~ん奥が深い!!

    またまた、私の日課に追加されました♥ 

    これを読んでまた、私の心がわくわくしています。
    現在、私は私生活、会社今までにない窮地に立たされています。でもでも、前までの私とは違い、聖天様、そしてバーバラ様のブログ・10円占いがあり、とても前向きにそして、今までのようには落ち込みすぎず、内心そわそわしていますが、前の自分より落ち着いています。
    バーバラ様のブログを見るようになったのも聖天様を始めたのがきっかけで、これも何かのご縁ですね!!

    本当にバーバラ様には感謝です

    saya

    • kaiun より:

      saya様

      ご卒業おめでとうございます。

      窮地なのですか。この世は常に変化するもの。
      状況の変化をお祈り申し上げております。

      そうですか。聖天様の結んでくださったご縁なのですか。
      ありがたいことです。

      こちらこそ、いつもご愛顧くださってありがとうございます。

      バーバラ

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