桜の道、火の道

桜が美しい季節になりました。

皆さんの地域はいかがかしら?

本日のお話は、桜の道、火の道、というお話です。

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桜の示す道

いろいろな霊能者のご本には、よく桜の木のことが出てきます。

美しいですが、なぜか時にぞくっとする桜の木。

 

なかなか霊的感度の高い木らしくて、強い霊道(霊が通るといわれている道。けもの道の霊バージョン?)や、神社仏閣の霊気の吹き出すところでは、日当たりとは関係なく、それにそって、枝ぶりが流れるようになっていたりするんですって。

 

そんな桜に沿って歩いていくと、行き着く先は強いパワースポットなのでしょうか、それとも…?

夜桜見物の際は、お気をつけあそばせ。

特に磁場が乱れている土地は、桜だけでなく木の生え方が妙にねじくれていたりいたします。

 

よくホラー映画などで霊気あふれるぞぞぞっな家って、ねじくれた木が描かれていたりいたしますよね。

あれ、全くの嘘でもないみたいですよ。

そんな木が生えている土地にはご注意を。

 

ところで、なぜ、大阪は、道のことを筋、って呼ぶのでしょうか?

御堂筋、心斎橋筋、戎橋筋、あみだ池筋。

ネーミングも、「道」っていうより、何か心躍る感じで伝統を感じ、たどっていくと何か不思議なことが起こるのでは?なんてよそ者は思ってしまいます。

 

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一面の火の海の中、生還を示す道

バーバラは年よりですので、その祖父母となれば、今や歴史の教科書に載っているようなことを体験しております。

子供の頃の大人は全員戦争体験者で、明治時代の人々が沢山元気に暮らしており、江戸生まれの方だって生きていたんですよ。

中学時代の数学の教師は日本陸軍の軍曹だった方で、竹刀片手で、怖いのなんのって。

本物の死線を超えてきた方の気迫にはすごいものがあり、不良たちもその方の授業だけは、しん、として聞き入るんですよ。

 

そんな方々からよく九死に一生を得る経験を随分ときいたものです。

(九死に一生を得る体験をした人が沢山いたなんて。戦争は本当にいけません)

関東大震災、一面の火の海の中の生還への道

祖母は、東京の上野で、関東大震災にあっております。

大正12年、9月1日のお昼ごろのことでした。

巨大な揺れのあと、お昼どきだったのでそこら中で火事がおき、火の竜巻(ひどい火災では、火の竜巻が起こるんだそうです)が発生して、多くの死者を出しました。

当時の不忍池は、水を求めた人々の死体が、まるでたたみいわしのように折り重なっていたんですって。

 

そんな大火事の中、逃げ惑う若かりし頃の祖母は、第六感で、逃げる道のようなものが頭に浮かび、必死に走って難を逃れました。

「反対方向に走っていった人も沢山いたのだけど、それは大量死を発生した場所だったんだよ」

と、祖母は語りました。

 

横浜大空襲で現れた、生還への道

バーバラの母は横浜生まれなのですが、戦争の末期、昭和20年の5月29日に、横浜は無差別大空襲にあって、1万人の死者を出しています。

母たち一家は疎開していて無事だったのですが、祖父は一人横浜に残り、工場で働いておりました。

 

空襲警報が鳴り響き、あたりが昼かと思う赤い光に包まれたとき、祖父は死を覚悟したそうです。

 

分厚い布団を防火桶にざんぶとつけて水をたっぷりすわせ、それをかぶって焼夷弾が雨のように降り注ぐ中を走りだしました。

 

沢山の人が焼け焦げていく中、カンのようなものが閃き、ある1本の生還への道のようなものが見え、それをたどって走っていくと、その道は、鶴見の総持寺につながっていたのだそうです。

 

鶴見の総持寺とは、横浜市鶴見区にある、曹洞宗の大本山です。

今でも広大な敷地を持ちますが、当時はさらに広大な敷地が広がっていただけでなく、美しい水がわく池があったそうです。

 

小さい頃の祖母は、遠足などでよくここにきて、おたまじゃくしを捕まえたりして遊んだり、パワーあふれる本殿の荘厳さに口をあけて見上げたりしていたんだそうですよ。

 

鶴見川は、土手にカニが無数に穴を掘り暮らしていて、子供達が泳いでいたそうです。

横浜は海に近いので、毎朝、新鮮な貝やシャコをてんびん棒で担いで売りにくる商人の売り声が響いていたんですって。

 

今では信じられないような、美しい戦前の横浜の光景です。

 

空襲の一面の火の海の中、鶴見の総持寺だけは火を逃れ、そこにたどり着いた人は生き延びることができたのだそうです。

 

火の中に現れた、1本の生還への道。

ありがたいお寺から伸びた、一種の霊道のようなものだったのかもしれませんね。

 

大災害で生還への道を見つけるには

大災害で、生還への道を見つけるには、どうしたらよいのでしょうか。

 

冷静に状況判断し、神経を研ぎ澄ませる

一つは、冷静になり、遠くの方を見て、状況判断をすることが必要です。

人は、大災害に見舞われると、パニック状態になり、とかくやみくもに走りがちです。

 

これは、会社の上司の話ですが、彼は、東京大空襲に巻き込まれました。

昭和20年3月、東京を襲った大空襲。10万人以上の命が一晩で失われたといわれています。

 

彼は、お母様をおんぶして、ひたすら走りました。

 

ときどき、遠くの状況を冷静に観察して、生還への確率の高い道をひたすら見つけつつ、火の海を走ります。

 

一人の若い女性がパニック状態で叫びながら彼とは反対方向に走ってきました。

彼は必死で声を掛けます。

 

「そちらに行ってはだめだ! そちらはもう火の海だ!見えるだろう! 引き返せええ!」

 

パニック状態に陥った彼女の耳にその声は全くきこえず、彼女は自ら火の海に入り、彼の目の前で火だるまになりました。

 

そんなばかな、と、お思いになりますか?

 

人は、ありえないような災害に巻き込まれると、簡単にこのようなパニックになるのだそうですよ。

よく、高層ビルの火災で、ありえない高さから飛び降りてしまう方の心理も、そのようなものなのかもしれません。

 

いかに落ち着き、冷静に状況判断するかが、生還の大きなカギのようです。

人は誰でも第六感を持っていて、このような危機的状況に入ると、それが発揮される方も多くいらっしゃるようです。

九死に一生を得る方は、神経が深く研ぎ澄まされて、第六感が働いて、生還への道を見つけるのかもしれませんね。

 

常識を捨てて、最良の方法を考えること

もう1つは、常識を捨てて、そのときの最良の方法を考えることが大切です。

 

多数の犠牲者を出した、韓国の地下鉄火災のときの車内映像をTVで見たことがございます。

 

すでに、煙が充満して、異様な雰囲気になっているのに、誰も席から立たずに、じっと座っているのです。

危機を察知して、窓を開けて逃げ出すような方はいません。

 

そのとき、心理学者が解説していましたが、人は、災害にあったとき、すぐに行動にとりにくいのだそうです。

 

事が起こったときに、素早く行動して、敵の弾丸をよけ、人々を救う映画のヒーローなような行動をとる方はまれで、人は、今までの状況をなるべくキープしようとするのだそうです。

 

何かおかしい?

でも、みんな座ってるし。ここで、一人騒いだらみっともないし?

何かアナウンスが入るかもしれないし?

 

と、思っているうちに、悪化した事態に対応できないまま、死亡するケースがよくあるのだそうです。

 

何か異常事態が起こっている、と、感じたときから、どれだけ早く行動できるか、このことは、死んでしまうか、九死に一生を得るかの、紙一重をわけています。

 

とはいえ、大変マナーの良い戦後生まれの日本人には、なかなか難しいことですけどね。

 

バーバラ自身、アメリカで銃声を聞いたことがあるのですが、さっとふせる銃社会のアメリカ人に対して、日本人は、

え?銃声?

映画の撮影?

や、そんな土にふせたら、服汚れるし?

何かこっぱずかしいし?

という感じに、とっさの行動はとれずに立ち尽くしているんですよ。

 

「いつなんどき事が起こるかもしれない。街は戦場やあああ!」

とバーバラに叫んだ傭兵?の話ではないですが、(過去記事: 急に願いが叶うとき、受け取る準備はできているかと傭兵は言った

 

いざというときの心構えと研ぎ澄まされた感性が、生死をわけるのかもしれませんね。

 

何か今日はとりとめのない話になってしまいました。

 

本日は、桜の道、火の道というお話でした。

ちなみに、横浜で家も仕事も失った祖父は、その後、線路づたいに疎開先まで徒歩で何日もかけて帰宅。

すすで真っ黒な、憔悴した祖父を祖母は判別できず、「どちら様ですか?」と尋ねたそうです。

 

戦後のハイパーインフレのため、戦前かけていた学資保険を受け取りにいったら、もらった額よりも、往復の電車賃の方が高かったそうで。

 

職も、家も、貯金も、何もかも失って、4人の子供を食べさせなければならなかった祖父。

戦争は、人の人生を狂わせます。

 

バーバラが子供の頃は、地下道に沢山の戦争で手足を失ってしまった人が、うなだれて、缶カラの前で、ひたすら人々からの慈悲に頼って暮らしていました。

義手や義足のまま、地面に膝まづいて、何時間も、一言も発せず、ただひたすらじっと地面を見つめていた彼ら。

 

人の、究極の悲しみの姿がそこにありました。

 

本当に、リアルな戦争は、恐ろしくて、悲しいものです。

 

いつまでも、平和な世の中が続きますように。

 

心霊系過去記事。(もちろんバーバラのやつだから、怖くはないさ。)

妖精の輪、リングワンダリングにはまったら

あなたの超能力の種類は、発信タイプ?受信タイプ?

シンプル生活と祝福される、物の移動の話

幽霊話だよ

人生で一番あったった霊能者と、一番外れた占い師の話(1)

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お盆なので、ちょっと笑える怪談など

ももクロともご縁の深い、三峯神社の不思議な話

お墓で開運する風水

 

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2 Responses to “桜の道、火の道”

  1. てぃ より:

    戦争を知らない世代が社会の中枢を担うようになり、敵のものだけじゃなく、自分の大切なものも一瞬でなくなるのが戦争だと、本当の意味で理解している日本人が今、どれだけいるのでしょう。

    火垂るの墓はこれからも毎年テレビで放映してほしいし、「かわいそうなぞう」は、どの会社の道徳の教科書にも載せてほしいです。(我が家の読み聞かせ出来ない絵本第一位です←親が泣いて読めない)

    東日本大震災の時、津波が襲った地域の神仏が「こっちに逃げなさい」と、逃げ惑う人達に一生懸命メッセージを送ってくださっていたんだそうです。でもそれが届かなかった人も多かったそうで。
    届かない原因のひとつが、やはりパニック状態になってしまっていたからとのことです。
    今後、何か命を脅かすような事が起きて逃げなきゃならなくなった時、「神様、どっちへいくべきですか!?」と心で聞くことを覚えていようと思います。

    • kaiun より:

      てぃ様

      そうですね~。

      いつまでも平和でいてほしいな。

      そうなんですか。やはり、神仏はメッセージを送っていたのですね。

      有事の際、冷静にならなければ、と、思いつつ、真っ先にパニックになりそうです。

      バーバラ

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